海南市議会 > 2018-12-06 >
12月06日-04号

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  1. 海南市議会 2018-12-06
    12月06日-04号


    取得元: 海南市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-22
    平成30年 11月 定例会               平成30年           海南市議会11月定例会会議録                第4号           平成30年12月6日(木曜日)-----------------------------------議事日程第4号平成30年12月6日(木)午前9時30分開議日程第1 諸般の報告日程第2 議案第83号 海南市議会議員の議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例について日程第3 議案第84号 市長、副市長及び教育長の給料その他の給与条例の一部を改正する条例について日程第4 議案第85号 海南市職員給与条例の一部を改正する条例について日程第5 議案第86号 平成30年度海南市一般会計補正予算(第7号)日程第6 議案第87号 平成30年度海南市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)日程第7 議案第88号 平成30年度海南市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)日程第8 議案第89号 平成30年度海南市介護保険特別会計補正予算(第3号)日程第9 議案第69号 海南市議会議員及び海南市長の選挙における選挙公報の発行に関する条例について日程第10 議案第70号 海南市長の選挙における選挙運動用ビラの作成の公営に関する条例の一部を改正する条例について日程第11 議案第76号 海南市民交流センターの指定管理者の指定について日程第12 議案第77号 海南スポーツセンターの指定管理者の指定について日程第13 議案第78号 海南市総合体育館等9施設の指定管理者の指定について日程第14 議案第79号 海南市民温水プール及び海南市下津室内プールの指定管理者の指定について日程第15 議案第80号 海南市物産観光センターの指定管理者の指定について日程第16 議案第81号 海南市つり公園シモツピアーランドの指定管理者の指定について日程第17 議案第82号 海南市わんぱく公園の指定管理者の指定について日程第18 議案第71号 平成30年度海南市一般会計補正予算(第6号)日程第19 議案第72号 平成30年度海南市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)日程第20 議案第73号 平成30年度海南市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)日程第21 議案第74号 平成30年度海南市介護保険特別会計補正予算(第2号)日程第22 議案第75号 クリーンセンター焼却施設除却工事の請負契約締結について日程第23 請願第1号 海南市お菓子の振興に関する条例の制定を求める請願-----------------------------------本日の会議に付した事件議事日程に同じ-----------------------------------出席議員(20名)      1番  橋爪美惠子君      2番  瀬藤幸生君      3番  森下貴史君      4番  中家悦生君      5番  和歌真喜子君      6番  岡 義明君      7番  黒原章至君      8番  上村五美君      9番  中西 徹君     10番  川口政夫君     11番  東方貴子君     12番  片山光生君     13番  宮本憲治君     14番  磯崎誠治君     15番  栗本量生君     16番  川端 進君     17番  川崎一樹君     18番  米原耕司君     19番  榊原徳昭君     20番  宮本勝利君-----------------------------------説明のため出席した者   市長            神出政巳君   副市長           伊藤明雄君   教育長           西原孝幸君   総務部長          塩崎貞男君   くらし部長         岡島正幸君   まちづくり部長       北野 正君   教育次長          池田 稔君   総務課長          山縣秀和君   企画財政課長        中野裕文君   管財情報課長        中 圭史君   危機管理課長        尾崎正幸君   子育て推進課長       土田真也君   環境課長          前山勝俊君   環境課主幹         村田出穂君   産業振興課長        中阪雅則君   都市整備課長兼用地対策室長 久保田雅俊君   管理課長兼港湾防災管理事務所長                 森下順司君   教育委員会総務課長     山香吉信君   生涯学習課長        井口和哉君   選挙管理委員会事務局長   野上修司君-----------------------------------事務局職員出席者   事務局長          宮井啓行君   次長            小柳卓也君   専門員           樫尾和孝君   副主任           堀内進也君-----------------------------------                           午前9時30分開議 ○議長(川崎一樹君) おはようございます。 ただいまから本日の会議を開きます。----------------------------------- △日程第1 諸般の報告 ○議長(川崎一樹君) これより日程に入ります。 日程第1 諸般の報告を行います。 事務局長から報告させます。 宮井事務局長 ◎事務局長(宮井啓行君) 報告いたします。 平成30年12月5日付、海総総第512号をもって、市長から議長宛てに議案第83号 海南市議会議員の議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例について外6件、計7件の議案の追加提出がありました。 提出された議案は、既にお手元に配付されているとおりでございます。 次に、平成30年12月4日付で、海南市藤白189番地1、株式会社野田商店専務取締役野田智也氏外27人から議長宛てに、請願第1号 海南市お菓子の振興に関する条例の制定を求める請願が提出されました。提出された請願につきましては、請願文書表を添え、その写しを本日議席に配付してございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 報告が終わりました。 以上で諸般の報告を終わります。----------------------------------- △日程第2 議案第83号 海南市議会議員の議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例についてから日程第8 議案第89号 平成30年度海南市介護保険特別会計補正予算(第3号)まで ○議長(川崎一樹君) 日程第2 議案第83号 海南市議会議員の議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例についてから日程第8 議案第89号 平成30年度海南市介護保険特別会計補正予算(第3号)までの7件を一括議題といたします。 市長の提案理由の説明を求めます。 市長 神出政巳君   〔市長 神出政巳君登壇〕 ◎市長(神出政巳君) 皆様、おはようございます。 昨日追加提出させていただきました議案第83号から議案第89号について御説明申し上げます。 まず、議案第83号から議案第85号は、本年8月10日の人事院の給与改定の勧告に伴う給与に関する法律の改正を受けたものであり、議案第83号は議長、副議長及び議員の期末手当の改定を行うため、議案第84号は市長、副市長及び教育長の期末手当の改定を行うため、議案第85号は一般職の職員の給料月額、期末手当等の改定、そのほか所要の改正を行うため、それぞれ条例の改正をお願いするものであります。 次に、議案第86号 平成30年度海南市一般会計補正予算(第7号)から議案第89号 平成30年度海南市介護保険特別会計補正予算(第3号)までの補正予算案4件は、いずれも今回の給与改定に伴い、各会計の人件費予算について増額補正をお願いするものであります。 何とぞ御審議の上、御可決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(川崎一樹君) 提案理由の説明が終わりました。----------------------------------- △議事の延期 ○議長(川崎一樹君) お諮りいたします。 ただいま議題となっています議案第83号から議案第89号までの議事は延期し、後に審議いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。----------------------------------- △日程第9 議案第69号 海南市議会議員及び海南市長の選挙における選挙公報の発行に関する条例について ○議長(川崎一樹君) 日程第9 議案第69号 海南市議会議員及び海南市長の選挙における選挙公報の発行に関する条例についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。 野上選挙管理委員会事務局長   〔選挙管理委員会事務局長 野上修司君登壇〕 ◎選挙管理委員会事務局長(野上修司君) おはようございます。 議案第69号 海南市議会議員及び海南市長の選挙における選挙公報の発行に関する条例について御説明申し上げます。 公職選挙法第172条の2では、都道府県議会議員、市町村議会議員、市町村長の選挙において、当該選挙を管理する選挙管理委員会が条例で定めるところにより、選挙公報を発行できると定められております。 選挙公報の発行は、候補者の氏名、経歴、政見などが選挙人に周知され、投票時の判断材料として有益と考えられるため、本条例を制定しようとするものでございます。 それでは、条文に従いまして、御説明いたします。 第1条は本条例の趣旨でありまして、公職選挙法第172条の2の規定に基づき、市議会議員及び市長の選挙における選挙公報の発行に関し、必要な事項を定めようとするものでございます。 第2条は、市議会議員及び市長の選挙が行われるときは、選挙公報を発行する旨を定めようとするものでございます。 第3条は、候補者は選挙公報の掲載文、写真を当該選挙の告示日に文書で申請しなければならないこと。その掲載文には、選挙公報としての品位を損なう事項を掲載してはならない旨を定めようとするものでございます。 第4条は、申請の掲載文は原文のまま選挙公報に掲載し、掲載順序はくじにより定めること、そのくじには候補者、またはその代理人は立ち会うことができる旨を定めようとするものでございます。 第5条は、選挙人名簿記載の各世帯に選挙期日前日までに選挙公報を新聞折り込みなどの方法により配布すること。また、選挙管理委員会は選挙人が選挙公報を容易に入手できるよう努めなければならない旨を定めようとするものでございます。 第6条は、無投票または天災等特別の事情があるときは、選挙公報の発行を中止する旨を定めようとするものでございます。 第7条は、申請等の時間について定めようとするものでございます。 第8条は、委任について定めようとするものでございます。 なお、附則でございますが、この条例は公布の日から施行しようとするものでございます。 以上、何とぞ御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(川崎一樹君) 説明が終わりました。 これより質疑を行いますが、本案については質疑の通告がありますので、まず初めに通告による質疑を許可いたします。 1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) 選挙公報を発行するということを新たに定めるということで、大変結構なことだと思っていますが、幾つかの点について質疑させていただきたいと思います。 1つは、選挙公報の配布方法についてです。条例には、「選挙人が選挙公報を容易に入手することができるよう努めなければならない。」とありますけれども、どのように配布されるのでしょうか。また、市長選挙、市議会議員選挙ともに、1週間という選挙期間です。大変短い中で、この配布をどのようなスケジュールというか日程で行われるのかよろしくお願いいたします。 ○議長(川崎一樹君) 当局から答弁願います。 野上選挙管理委員会事務局長選挙管理委員会事務局長(野上修司君) 1番 橋爪議員の選挙公報に関する御質疑にお答えします。 まず、配布方法についてでございますけれども、基本的には新聞折り込みによる配布を予定しております。また、新聞折り込みで配布できない世帯に対しては、期日前投票所や市役所、それから支所、出張所、それから公民館等に選挙公報を備えるほか、市ホームページにも掲載、それから希望者には個別郵送も考えてございます。 また、1週間という限られた期間の中でどのようなスケジュールで配るのかというところでございますけれども、まず、原稿を告示日である日曜日の立候補届け出受け付け時に御提出いただきまして、その届け出受け付け終了後に掲載順序を決めます。また、その順序に伴って、印刷のほうを発注させていただきます。その2日後、火曜日になるかと思うんですけれども、選挙公報が納品される予定となってございます。その時点で新聞折り込みを依頼するとともに、期日前投票所や市役所、それから支所、出張所、公民館等に公報を備えつけるほか、市のホームページにも掲載する予定としてございます。 なお、新聞折り込みによる配布につきましては、納品から3日後の選挙期日の2日前の金曜日ぐらいになるかと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 再度の御質疑ございませんか。 1番 橋爪美惠子君
    ◆1番(橋爪美惠子君) わかりました。 もちろん市役所とか、そのほかの場所にも置いてもらえるということですけれども、新聞折り込みによる配布を予定しているということで、これは和歌山市などとも同じ方法かなと思うんですが、和歌山市と違いまして、海南市の場合は、市の広報も各自治会で配ってもらっているというようなことがあって、そういうルートも使えるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 野上選挙管理委員会事務局長選挙管理委員会事務局長(野上修司君) 橋爪議員からの選挙公報に係る再度の御質疑にお答えさせていただきます。 市報と同じような方法でお配りできないのかということなんですけれども、市報の場合は、まず自治会の役員のほうへ届けさせていただいて、そこから各世帯に配布するというような形になっているかと思うんですけれども、その役員のほうから各世帯のほうに届くまでに1週間から10日ぐらいかかるということも聞いておりますので、そうなった場合、投票日までに間に合わない可能性も出てきますので、そういった方法はちょっととれないものと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) 自治会から配ってもらう方法が海南市はとれるんじゃないかと思ったんですが、先ほども言いましたように、選挙期間は1週間ですからちょっと難しいということはわかりました。 それで、スケジュールを教えてもらうと、金曜日となる予定ということですね。投票日が日曜日で、その2日前なんですけれども、やっぱり期日前投票もふえる中で、もう少し早くならないかなというふうに思うんです。告示日の2日後に印刷した物が納品されるというのは仕方がないと思うんですが、新聞折り込みはあらかじめお願いしておくんじゃないんですか。そういった方法でもう少し早くするというような方法は考えられないでしょうか。そして、新聞もとっていない世帯もふえているという事情があるかと思いますけれども、市役所とか支所、出張所、そしてホームページにも掲載してもらうということで、ここは結構です。 ○議長(川崎一樹君) 当局から答弁願います。 野上選挙管理委員会事務局長選挙管理委員会事務局長(野上修司君) 橋爪議員からの再度の御質疑にお答えさせてもらいます。 選挙公報をもう少し早く配布できないのかということだと思うんですけれども、議員のほうもおっしゃっていましたが、1週間という限られた時間の中で、業者とも相談させていただいた結果、このスケジュールが一番最良と考えてございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 以上で通告による質疑を終了いたします。 次に、本案について他に御質疑のある方はございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。----------------------------------- △日程第10 議案第70号 海南市長の選挙における選挙運動用ビラの作成の公営に関する条例の一部を改正する条例について ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第10 議案第70号 海南市長の選挙における選挙運動用ビラの作成の公営に関する条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。 野上選挙管理委員会事務局長   〔選挙管理委員会事務局長 野上修司君登壇〕 ◎選挙管理委員会事務局長(野上修司君) 議案第70号 海南市長の選挙における選挙運動用ビラの作成の公営に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 この条例は、公職選挙法が改正され、都道府県及び市の議会の議員の選挙において、選挙運動用ビラの頒布ができることになり、当該ビラについても、条例で定めるところによりビラの作成について無料とすることができるとされていることから、公営の対象とするため、条例の改正をお願いするものでございます。 改正の内容でございますが、まず、題名中、「海南市長」を「海南市議会議員及び海南市長」に改め、題名を「海南市議会議員及び海南市長の選挙における選挙運動用ビラの作成の公営に関する条例」に改めようとするものでございます。 次に、第1条中、「海南市長」を「海南市議会議員(以下「議員」という。)及び海南市長(以下「市長」という。)」に。 第2条中「海南市長」を「議員及び市長」に、「候補者は」を「候補者(以下「候補者」という。)は」に改め、市長選挙時の選挙運動用ビラに加え、市議会議員選挙時の選挙運動用ビラについても公営の対象にしようとするものでございます。 また、第4条、第5条の改正は、今回の改正に伴う所要の整備を行ってございます。 なお、附則でございますが、この条例は平成31年3月1日から施行しようとするものでございます。また、附則第2項では、改正後の条例は、施行期日以後に告示される海南市議会議員及び海南市長の選挙について適用する旨の経過措置を規定してございます。 以上、何とぞ御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(川崎一樹君) 説明が終わりました。 これより質疑を行います。 御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。 この際、暫時休憩いたします。                           午前9時45分休憩-----------------------------------                           午前9時50分開議 ○議長(川崎一樹君) 休憩前に引き続き会議を開きます。----------------------------------- △日程第11 議案第76号 海南市民交流センターの指定管理者の指定について ○議長(川崎一樹君) 日程第11 議案第76号 海南市民交流センターの指定管理者の指定についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。 井口生涯学習課長   〔生涯学習課長 井口和哉君登壇〕 ◎生涯学習課長(井口和哉君) 議案第76号 海南市民交流センターの指定管理者の指定について御説明申し上げます。 この議案は、地方自治法第244条の2第6項の規定により、指定管理者を指定することについて議会の議決をお願いするものであります。 指定管理者に管理を行わせようとする施設は海南市民交流センターでございまして、この施設の指定管理者となる団体は、株式会社ハートスを代表団体、大揚興業株式会社を構成団体とする、ハートス・大揚興業共同事業体でございます。 次に、指定の期間でございますが、平成31年4月1日から平成36年3月31日までの5年間でございます。なお、選定に係る経過等につきましては、参考資料の1ページに記載のとおりでございます。 何とぞ御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(川崎一樹君) 説明が終わりました。 これより質疑を行いますが、本案については質疑の通告がありますので、まず初めに通告による質疑を許可いたします。 14番 磯崎誠治君 ◆14番(磯崎誠治君) 指定管理については、同じ質疑を各議案ごとにさせていただきます。それをお許し願いたいと思います。 まず、議案第76号 海南市民交流センターの指定管理者の指定について、いただきました資料によりますと、ハートス・大揚興業共同事業体という現在やっているところを指定管理者とするということですが、ほかからの事業者の応募はどのような状況であったのかお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(川崎一樹君) 当局から答弁願います。 井口生涯学習課長 ◎生涯学習課長(井口和哉君) 14番 磯崎議員からいただきました御質疑にお答えいたします。 今回の指定管理者の公募に際しまして、8月1日に募集要項を公表し、市内外の事業者を問わず、市広報紙及び市のホームページで周知を図る中で、海南市民交流センターにつきましては、1者からの応募だったという結果でございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 14番 磯崎誠治君 ◆14番(磯崎誠治君) 1者しかなかったと。応募する魅力がないのかどうか、そこがちょっと私もわかりませんけれども、指定管理というのは、市として最少の経費で最大の効果を生むために、施設を運用していくためにやっていると思うんです。その中で、ほかから応募がなかったというんであったら、もう仕方ないんですけれども、今度決めましたこのハートス・大揚興業共同事業体からはどのような提案をされているんですか。お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(川崎一樹君) 当局から答弁願います。 井口生涯学習課長 ◎生涯学習課長(井口和哉君) 再度の御質疑にお答えいたします。 どのような提案があったのかという御質疑でございます。 市民交流センターにつきましては、特にふれあいホールの活用を重視している中で、その活用方法について別途提案を求めているほか、ホールの維持管理に一定の専門技術を要することから、審査基準でもあります施設の効用が最大限に発揮され、サービスの向上が図られること、また人員、資産その他の経営の規模及び能力を有しており、施設の管理を安定して行う体制であること等について、重きを置いて選定をさせていただいています。 そのような中で、事業者からの提案といたしましては、ふれあいホールの活用を図るため、事業者のネットワークを活用した落語、それから、親子で参加できるミュージカルを初め、出演者による近隣の市内の小中学校等への出張授業などが提案されてございます。ホールの活用はもとより、施設全体の利用を促進する観点からの提案がなされているところでございます。 また、実施体制につきましても、市が想定する実施体制に加えまして、本社サポート対応としまして、事業計画、それから運営面での専門分野を強化するための人員を見込んだ提案となってございまして、施設の管理を安定して行うことができるというふうに考えてございます。 なお、選定に当たりまして、選定委員会での審議をしていただいたわけなんですが、選定委員の意見としましては、類似施設を含め、実績が十分あり安心感があること、あるいは施設の機能を踏まえ、施設の利用促進につながる提案であること、また管理能力も極めて高いという評価をいただいたところでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 14番 磯崎誠治君 ◆14番(磯崎誠治君) 市民交流センターでは、今の指定管理者の状態であったら、今までと同じような運営になってくると思うんです。そうすると、今でも余り利用されていないのに、同じような運営でずっといくということは、当局からきちっと指摘するなり何なりして、もっと活用できるような方法をやっていただきたいと思うんです。 ほかに応募する企業がなければ、今のところでいかざるを得ないと思うんですけれども、無料のイベントなどを開催して、いろいろやってくれています。でも、指定管理者にある程度おいしいところもなければいけないと思うんで、有料でのいろんなイベント、そして自分のところももうけられるような、そういうようなイベントもしていけるように、現在の指定管理者と当局と一度協議していただいて、やっていっていただきたいと思います。 最後にまた問いますので、これはもう答弁結構です。 ○議長(川崎一樹君) 次に、2番 瀬藤幸生君 ◆2番(瀬藤幸生君) 私は海南市の東の外れの野上地区のほうに住んでいるんですけれど、市民交流センターというと、遠く離れた、藤白を過ぎると何か違うまちに行ったようなそういうイメージがどうしてもつきまとっている状態なんですけれど、ふれあいホールに関しましては、この間何度か行かせていただいて、すごく広いホールもありますし、今後も有効に使っていただきたいと思っております。 質疑の1つ目なんですけれど、平成30年度管理・運営に対する総合評価一覧ということで、資料をいただいています。一番下に市民交流センターが載っておりまして、評価がAマイナスとなっております。Aマイナスの評価というのが、課題ありという表現になっております。このAマイナスの課題ありの課題の内容をお聞かせください。 ○議長(川崎一樹君) 当局から答弁願います。 井口生涯学習課長 ◎生涯学習課長(井口和哉君) 瀬藤議員からの御質疑に御答弁いたします。Aのマイナスになっている理由でございます。 毎年実施してございます施設管理評価の中で、市民交流センターがAマイナスという評価になってございます。この評価につきましては、施設によるサービスの提供、それから事業、施設の管理、歳入・歳出、この4項目の中で評価をしていくわけなんですが、事業の部分でAマイナスという評価になっているため、全体の評価としてもAマイナスという形になってございます。 その理由としまして、利用人数については、直営よりも増加はしているものの大幅な増加となっていないことから、まだ十分ではないという判断をしているところでございまして、具体的な課題としまして、市民のニーズ調査が必要であり、事業実施における周知方法についても検討が必要であると評価しているところでございます。 この点につきましては、指定管理者の職員が利用者や地域の団体等からの聞き取りを行い、また、イベント内容に応じて、各小中学校へのチラシの配布であったり、新聞折り込みを行ったりするなど、解決する方法について市とも協議をしながら、またその都度その結果についても共有しながら、さらなる利用者増に向けて取り組んでいるところでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 再度の御質疑ございませんか。 2番 瀬藤幸生君 ◆2番(瀬藤幸生君) Aマイナスの評価は、今後さらにちゃんとやってほしいという期待値を込めての評価と受けとめました。 2つ目の質疑なんですけれど、5年前、ハートス・大揚興業共同事業体との契約をする際、平成25年11月定例会での質疑の中で、ふれあいホールの活用事業について、ハートス・大揚興業共同事業体は、バックステージや舞台や音響、照明技術スタッフが講師となっての舞台に関する知識講座をする。また、舞台技術ワークショップというような専門知識のある人材を持つ団体ならではの提案が出されているという部分で評価が大きくて、4者の競合の中でこの事業者が選ばれております。今申し上げた提案が出されているということで、この提案がこの5年の間に実行されたかどうか確認させていただきたいと思います。お願いします。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 井口生涯学習課長 ◎生涯学習課長(井口和哉君) 再度の御質疑でございます。 前回、事業者から提案があったバックステージツアー等を行っているのかという御質疑でございます。 現在、親子を対象として舞台裏探検隊という自主事業が行われておりまして、通常では入ることができない舞台裏や舞台天井、照明、音響の調整室などにおいて、技術スタッフの指導のもと、実際に音響卓や舞台機構を操作したり、照明器具を操作して、例えば、赤色と青色と黄色の照明を合わせると何色になるのかというような子供たちに楽しんでもらえるような工夫もしながら、ふだん見ている舞台の裏では、それぞれの役割のスタッフがどういう動きをしているのかについて体験をしていただいているところでございます。 参加者につきましては、一度に案内できる人数の都合にもよりまして、毎回20人程度に限定して行っているところでございますが、御参加いただいた方々には御好評をいただいているというところでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 再度の御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 以上で通告による質疑を終了いたします。 次に、本案について他に御質疑のある方ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。----------------------------------- △日程第12 議案第77号 海南スポーツセンターの指定管理者の指定について ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第12 議案第77号 海南スポーツセンターの指定管理者の指定についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。 井口生涯学習課長   〔生涯学習課長 井口和哉君登壇〕 ◎生涯学習課長(井口和哉君) 議案第77号 海南スポーツセンターの指定管理者の指定について御説明申し上げます。 この議案は、地方自治法第244条の2第6項の規定により、指定管理者を指定することについて議会の議決をお願いするものであります。 指定管理者に管理を行わせようとする施設は海南スポーツセンターでございまして、この施設の指定管理者となる団体は、特定非営利活動法人ゆうゆうスポーツクラブ海南を代表団体、海南市体育協会を構成団体とする、海南市スポーツ振興グループでございます。 次に、指定の期間でございますが、平成31年4月1日から平成36年3月31日までの5年間でございます。なお、選定に係る経過等につきましては、参考資料の2ページに記載のとおりでございます。 何とぞ御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(川崎一樹君) 説明が終わりました。 これより質疑を行いますが、本案については質疑の通告がありますので、まず初めに通告による質疑を許可いたします。 14番 磯崎誠治君 ◆14番(磯崎誠治君) 海南スポーツセンターは、今まで直営でやってきて、今度初めて新しい指定管理者を選定するということでありますが、どのような方法で募集されて、何者ぐらい応募があったのか。この決まった業者以外に、ほかにどれだけ応募されてきたのかお聞かせください。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 井口生涯学習課長 ◎生涯学習課長(井口和哉君) 14番 磯崎議員からの御質疑でございます。 今回の指定管理者の公募に際しまして、市民交流センターと同様に、8月1日に募集要項を公表しておりまして、合わせて2者からの応募をいただく中で、選定委員会において審査をしていただいた結果、今回の事業者を選定したという経過になってございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 14番 磯崎誠治君 ◆14番(磯崎誠治君) これもあと1者しかなかったんですね、公募をしても。 新しくやっていただく海南市スポーツ振興グループは、海南市のスポーツに関して今までずっとやられている非常にベテランのところでありますので、運営に関してはいろいろやっていただけると思いますけれども、ここからのプレゼンテーションはどのようなものがあったのかお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 井口生涯学習課長 ◎生涯学習課長(井口和哉君) 再度の御質疑にお答えいたします。 候補者として選定された事業者からの提案におきましては、施設の利用促進に関する提案については、ホームページやSNS等による情報発信に加え、宿泊管理経験を有する職員を新たに配置し、旅行会社との連携強化、それから飲食業組合との連携による食事の提供、それから地産地消、栄養面を考慮したスポーツ弁当等の開発、またアメニティー用品の販売、あるいはマイクロバスによる送迎サービスなど、利用者サービスの向上につながり、施設の効用を十分に発揮する内容が盛り込まれてございます。 また、自主事業におきましても、事業者が持つ人材やノウハウを活用しながら、幼児体育教室などのフットサルコートを利用した事業、それから芝生広場でのグラウンドゴルフサロン、親子体操教室などの開催、また体育室でのストレッチ教室や認知症予防運動など、複合的な機能を有する本施設の特性を有効に活用する提案がなされているところでございます。 また、海南市スポーツ振興グループにつきましては、総合体育館等9施設の指定管理者として長期間にわたり指定管理の実績があることや、代表団体である特定非営利活動法人ゆうゆうスポーツクラブ海南は、国、県、市からの受託事業も数多く実施しておりまして、団体としての雇用者数、事業規模からしても、安定的な管理運営ができるものというふうに考えてございます。 なお、選定委員会での意見としましては、提案は具体的かつ充実したものであって、実現可能性も担保できると感じている点、それから自主事業は利用者ニーズにあった魅力的なものであって、利用者の増加も見込めるといった御意見をいただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 再度の御質疑ございませんか。 14番 磯崎誠治君 ◆14番(磯崎誠治君) 今現在は、土日は使われていますが、間の日はあきが多いと。大きなスポーツのイベント、例えば国体とか、そういうふうなイベントが近くであれば、施設はフル活動されるようですが、なかったので、ほとんど間のときはあいているというのを聞いています。今度この事業者がこのような形でいろんな事業を展開していただければ、もっと活用できると期待しておきます。 もう答弁結構です。 ○議長(川崎一樹君) 次に、2番 瀬藤幸生君 ◆2番(瀬藤幸生君) 海南スポーツセンターの指定管理者制度の導入につきましては、今までの市の直営から指定管理者制度ということに切りかわるわけなんですけれど、このたび選定された海南市スポーツ振興グループは、先ほどから説明していただいているように、ゆうゆうスポーツクラブ海南が主な団体で、クラブ員優先との批判が間接的ですけれど、私の耳にも入っております。 指定管理者制度の中身を見ますと、施設利用者の平等な利用の確保が図られることとなっておりますが、この海南市スポーツ振興グループでは、平等な利用の確保を図ることができるのでしょうか、お聞かせください。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 井口生涯学習課長 ◎生涯学習課長(井口和哉君) 2番 瀬藤議員からの御質疑でございます。 公正な利用ができるのかといった御質疑でございます。 ゆうゆうスポーツクラブ海南につきましては、総合型地域スポーツクラブとして多岐にわたるスポーツ活動を行っている団体でございまして、市としましてもスポーツ基本法あるいは海南市のスポーツ推進計画に基づき、市民の体力向上、健康増進、スポーツの推進の観点から、同クラブが行うスポーツ教室を継続的に実施できるよう、例年2月に開催する利用者調整会議の後、利用者の少ない平日の午前中や夕方など、できる限り一般の利用者の使用に影響が出ない範囲での利用を認めているところでございます。 当該クラブがクラブ員を優先しているという批判があるとの御指摘でございますけれども、当課としましては、利用者からそのような話は直接的にはお聞きしたことがございません。また、総合体育館、あるいは海南スポーツセンター等にたびたび確認をしてございますが、そのような苦情は現時点ではないといった確認をしてございます。 ただ市としましても、公の施設の設置目的に沿った形で有効に活用する中で、市民のスポーツに親しむ機会を創出、それを支援するとともに、公平利用の観点から、十分利用者の利用動向にも注意しつつ、施設利用のスケジュール等を検討するよう指導しているところでもございます。 今回、指定管理者候補者として同クラブを代表団体とする海南市スポーツ振興グループが選定されたことについて公正性は保てるのかという点につきましても、海南市スポーツ振興グループは地域総合型スポーツクラブだけでなく、当然指定管理者としての立場から、自身の判断で管理する施設を優先的に使用することはできませんので、市としましても本議案を御可決いただけましたならば、これまで以上に十分状況を把握し、一般の利用の動向にも配慮しながら計画を立てるよう、引き続き指導、協議をしてまいりたいというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 再度の御質疑ございませんか。 2番 瀬藤幸生君 ◆2番(瀬藤幸生君) 指定管理者制度の仕組みを見ると、利用者運営委員会を置くことができるとあります。この海南スポーツセンターは、宿泊施設まであり、複合的な事業が行われている部分もありますし、年間通じて一定程度多い利用者がいらっしゃるということで、また今回初めて指定管理者制度を導入するということで、初期の段階から利用者運営委員会を設置することが望まれると思われますが、いかがでしょうか。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 井口生涯学習課長 ◎生涯学習課長(井口和哉君) 再度の御質疑でございます。 利用者運営委員会を置くことについての御質疑でございます。 海南スポーツセンターを管理運営していく上で、利用者が多いことから、利用者の意見等をお聞きするための運営委員会という御質疑でございますが、今回、指定管理者候補者に選定された事業者からの提案では、利用者満足度を利用者自身から直接聞き取る機会として利用者懇談会を開催するという御提案をいただいてございます。個人利用の観点からだけでなく、団体利用の観点からも意見や要望を聞き取り、相互に意見交換することで、これまでも行ってございますアンケート調査だけではなくて、把握することが難しいニーズを明らかにしたいということでございますので、サービス向上に向けて市民の声を取りこぼすことなく、多くの方々に快適に御利用いただけるように、市としましても、この提案内容を踏まえまして、サービスのさらなる向上につなげられるよう、指導、協議をしてまいりたいというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 再度の御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 以上で通告による質疑を終了いたします。 次に、本案について他に御質疑のある方ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。----------------------------------- △日程第13 議案第78号 海南市総合体育館等9施設の指定管理者の指定について ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第13 議案第78号 海南市総合体育館等9施設の指定管理者の指定についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。 井口生涯学習課長   〔生涯学習課長 井口和哉君登壇〕 ◎生涯学習課長(井口和哉君) 議案第78号 海南市総合体育館等9施設の指定管理者の指定について御説明申し上げます。 この議案は、地方自治法第244条の2第6項の規定により、指定管理者を指定することについて議会の議決をお願いするものであります。 指定管理者に管理を行わせようとする施設は海南市総合体育館等9施設でございまして、この施設の指定管理者となる団体は、特定非営利活動法人ゆうゆうスポーツクラブ海南を代表団体、海南市体育協会を構成団体とする、海南市スポーツ振興グループでございます。 次に、指定の期間でございますが、平成31年4月1日から平成36年3月31日までの5年間でございます。なお、選定に係る経過等につきましては、参考資料の3ページに記載のとおりでございます。 何とぞ御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(川崎一樹君) 説明が終わりました。 これより質疑を行いますが、本案については質疑の通告がありますので、まず初めに通告による質疑を許可いたします。 14番 磯崎誠治君 ◆14番(磯崎誠治君) しつこいようですが、この総合体育館等9施設の指定管理者を選定するに当たって、どのような方法で公募し、またこの決まった業者以外に応募はあったんでしょうか、お聞かせください。 ○議長(川崎一樹君) 当局から答弁願います。 井口生涯学習課長 ◎生涯学習課長(井口和哉君) 14番 磯崎議員の御質疑にお答えいたします。 こちらにつきましても、8月1日に募集要項を公表しまして、市内外の事業者を問わず、市広報紙及び市のホームページで周知を図る中で、1者からの応募であったということでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 14番 磯崎誠治君 ◆14番(磯崎誠治君) これも1者だけが応募という形ですよね。どういうことであるのかわかりませんが、やっぱり余りおいしくないんかな、事業者にとって。この事業者はいろんな海南のスポーツに今までずっと携わってきている団体ですから、いろんなプレゼンテーションをされていると思います。今回新たに受けるときに、どのようなプレゼンテーションがあったのか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 井口生涯学習課長 ◎生涯学習課長(井口和哉君) 再度の御質疑でございます。 どのような提案があったのかという点でございます。 今回、総合体育館等9施設におきましては、現在も利用者から御好評をいただいてございます総合体育館トレーニングルームの運営について、市の指定事業としておりまして、仕様書の中で、別途その運営に関する提案を求めてございまして、その点についての配点も多くしているところでございます。 これに対する事業者の提案では、総合体育館のトレーニングルームについては、有資格者のスタッフが2人ないし3人常駐すること、個々の利用者に合った継続できるプログラムの提供を行うこと、また利用者のニーズを踏まえつつ、初心者にも利用しやすい機器を選定することなどが計画されてございまして、施設の効用が十分発揮できる提案がなされてございます。 また、自主事業に関しましては、申請者が持つ人材、それからノウハウを生かし、ストレッチや体幹トレーニングの教室のほか、エクササイズなどの月1回から4回、10教室程度を開催するほか、障害児の健康増進、社会参加を促進するためのテニス教室など、公共性の高い運動教室も含む多岐にわたる事業が計画されてございまして、これらの経験、ノウハウを生かした提案になってございます。 これに対する選定委員会の意見としましては、9年半の実績があって、モニタリングやアンケート調査を行うことで、利用者のニーズを適切に反映できていると感じられたこと、これまでの利用人数の増加が目覚ましいこと等の御意見をいただいたところでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 14番 磯崎誠治君 ◆14番(磯崎誠治君) この指定管理者は、インターネットをフルに使って、申し込みもインターネットからでもできるようにいろいろ改善してくれているので、総合体育館の利用に関しては、利用しやすいと皆さん喜んでいます。 しかし、この9施設について、ほかに応募がないということは、この事業者のプレゼンテーションだけを評価せざるを得ないということになってきます。もっとほかの事業者も応募できるような利用規程とか、そういうことも検討していかなければいけないと思うんです。これももう答弁結構です。 ○議長(川崎一樹君) 以上で通告による質疑を終了いたします。 次に、本案について他に御質疑のある方ございませんか。 6番 岡 義明君 ◆6番(岡義明君) ちょっと簡単に口頭での通告をしておりましたけれども、先ほどの議案第77号の海南スポーツセンターについて、瀬藤議員のほうも質疑されましたけれども、この総合体育館についても、市民からの苦言とかそういうのが私どもにも届いているわけです。 というのは、海南市スポーツ振興グループとして、会員を募っていますわね。ですから、会員を募ったら、やっぱり、会員ですから、会費なんかもいただいているんだと思うんですけれども、会員を有利にしていくというのが普通の考えですわね。 そこで、参考資料をいただいていますけれども、選定基準の中で、施設利用者の平等な利用の確保が図られることということで、配点が10点になっていますわね。これで、7人の委員ですから、この部分について最高の得点は70点ということになるんですが、この総合体育館等9施設の指定管理者候補者については、この部分は何点ございましたか、教えてください。 そして、自主事業もいろいろやってはりますわ。テニスとかエクササイズとかやっておりますけれども、その自主事業に会員でない一般市民が自由に参加することはできるんでしょうか。その点も教えていただきたいと思います。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 井口生涯学習課長 ◎生涯学習課長(井口和哉君) 6番 岡議員からいただきました御質疑は2点あったかと思いますが、まず、施設利用者の平等な利用が図れるのかという審査項目の中で、選定委員会では何点の点数評価を得たのかという点でございますが、7人の委員で53点の点数をいただいてございます。 それから、今回、総合体育館等9施設につきましては、海南市スポーツ振興グループが指定管理者候補者として、今回議案を上げさせてございます。その海南市スポーツ振興グループが行う自主事業につきましては、会員、会員外ということはありません。誰でも参加できるという形になります。会員制をとってございますのは、代表団体でありますゆうゆうスポーツクラブ海南が行う自主事業に対して会員、会員外という形になってございまして、そのゆうゆうスポーツクラブ海南が行う自主事業であったとしても、会員外の市民の方でも一定の参加料は必要になってきますけれども、参加できるという形になってございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 6番 岡 義明君 ◆6番(岡義明君) 評価点がこの部分については、最高70点が53点というところだと思うんですが、市民が平等に利用できるかというところの評価点は1人10点ですわね。非常に低いように思うんです。ほかの施設なんかもそうですけれども、市民交流施設はちょっと高いですね、15点になっていますかね。 公の施設である限りは、会員になっておられない市民も本当に平等に使えるように働きかけていただきたいんですけれども、平等に使えるというところで、当局として平等の確保の担保というんですか、そういうものはありますか。 ○議長(川崎一樹君) 井口生涯学習課長 ◎生涯学習課長(井口和哉君) 再度の御質疑でございます。 平等利用に際しての市の考え方という御質疑かというふうに思います。 今回、海南市スポーツ振興グループを指定管理者候補者として提案をさせていただいているんですが、海南市スポーツ振興グループが行う事業、自主事業も含めてなんですが、どういう時間帯で、どういう曜日で、どういう回数をするという計画書は、当然市の承認を受けた上で実施していただくことになります。 これまでもそういう形で行ってきたわけでありますけれども、例えば総合体育場では、子供向けの教室をするのであれば、夕方の時間帯にとか、午前中の時間帯、なるべく利用者の少ない時間帯を設定して教室を開催するよう指導してございますし、これからもそういう指導をしながら指定管理者が提出する事業計画書の内容を十分指定管理者とも協議をしながら、できる限り一般の利用者の利用に影響が出ない範囲での施設利用をしていただくようにしてまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 6番 岡 義明君 ◆6番(岡義明君) この部分は特に大事な部分だと思いますのでお願いしたいと思います。 仕事されているサラリーマンの方なんかは、やはり仕事が終わってからじゃないと、平日はなかなか利用しにくいんですけれども、例えば午後7時くらいからちょっと一汗流そうかということで利用する場合は、予約が要るんですかね。例えば仲間とちょっとテニスをするのにコートが要るとかそういう場合に、なかなかとれないというんですね。テニスなんか特にそうなんかな。 その点について、そうした登録も何もしていない市民の団体が、もちろん予約はせないかんねやけれども、使えるようなシステムが必要だと思うんです。いい時間帯には全部予約が入ってもちゃあるっていうんやね。先ほど課長からは、余り一般市民が利用しない時間帯にいろんなイベントとかいろいろしているんだと言うんですが、やっぱりそうはなかなかならないと思うんです。その点もう一度最後に、公平性を図るという意味で、担当当局としてコメントをいただきたいと思います。安心して誰でも使えるようにしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(川崎一樹君) 当局から答弁願います。 井口生涯学習課長 ◎生涯学習課長(井口和哉君) 再度の平等利用に関しての御質疑でございます。 総合体育館の条例におきましても、市民の平等の確保という点の規定もございますし、市としましても、公の施設の設置目的に沿った形で有効に活用していただいて、市民の方々のスポーツ活動の機会の創出に努めつつも、議員御指摘のとおり、できる限り一般の利用者に影響が出ない範囲で、指定管理者が行う自主事業も含めて、再度指定管理者とも協議、調整をさせていただいて、一般の利用の方々もできる限り使っていただけるような、そういう運営をできるように、引き続き検討をしてまいりたいというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 他に御質疑ございませんか。 15番 栗本量生君 ◆15番(栗本量生君) 今の続き。聞いていてちょっと思いついたんやけれど、まず一つは、ゆうゆうスポーツクラブ海南というのは構成団体やな、代表団体違うんやな。そういう構成団体が自主事業をして会費をとって、会員以外の人には別の料金をとるということについて、申請時に出てきていると言いましたけれども、それについてどんな検討をされたんかなということ。 もう一つは、ほかの指定管理をしている団体で、そういう形で自主事業をやっている場合等はありますか。 それと、先ほど岡議員がおっしゃっていたように、一般の人が急に一遍やりたいなと思っても、なかなか予約がとれない。私も一遍テニスのコートを予約しに行きました。全然だめです。それはやっぱり市として、指定管理者に一般の人が使えるような配慮というのは、ちゃんと明示して契約するべきやないかと思うんですけれど、その点について3つよろしくお願いします。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 井口生涯学習課長 ◎生涯学習課長(井口和哉君) 15番 栗本議員からいただいた御質疑でございます。 今回提案させていただいています指定管理者として海南市スポーツ振興グループのゆうゆうスポーツクラブ海南につきましては、代表団体になってございます。ゆうゆうスポーツクラブ海南につきましては、指定管理者の代表団体という側面を持ちますが、もう一つは地域総合型スポーツクラブという活動団体にもなってございます。 地域総合型スポーツクラブにつきましては、平成12年に国が策定しましたスポーツ振興計画に盛り込まれた取り組みでありまして、子供から大人まで幅広い世代の方々がスポーツに親しむことができるよう、初心者からトップレベルまで、それぞれの嗜好、レベルに合わせて参加できる機会を創出することを目的に設置されてございまして、そういう側面での事業というのをゆうゆうスポーツクラブ海南としても実施しているところでございます。 その中で、同様にそういう事業をしている団体があるのかというところでございますけれども、先ほど申し上げました地域総合型スポーツクラブというのが市内に3団体ございます。その3団体も他の体育施設等を活用しながら、市民の方々にスポーツに親しむ機会を創出するための教室等を行っているところでございます。 それから、先ほど岡議員からも御指摘がありました、なかなか施設予約ができないという点もございますけれども、そういう地域総合型スポーツクラブが行う事業、あるいは指定管理者が行う自主事業等を含めまして、それらの事業は全て所管課であります生涯学習課との協議が必要という形をとってございますので、今後も引き続きそういう事業計画を見ながら、それによって一般の利用者が利用することが困難な状況にならないような調整、検討を引き続きさせていただきたいというふうに思ってございます。 以上でございます。 すみません、答弁漏れがございました。 会費をとっていることを知っているのかという部分でございます。 代表団体でありますゆうゆうスポーツクラブ海南につきましては、先ほども申し上げましたように、地域総合型スポーツクラブでございまして、その運営に際しましては、自主運営をしているために、市からの支援、補助等は行ってございません。その中で、ゆうゆうスポーツクラブ海南としての活動で教室等を開催するに当たっては、一定の講師の費用であったり、会場費用であったりという部分は必要になってきますので、その運営をしていくためにも会費制をとり、また一般の方でも、会員でない方でも、その事業には参加できるわけでありますが、参加する場合にも一定の参加費をいただきながら、ゆうゆうスポーツクラブ海南が行う事業を展開しているというところでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 15番 栗本量生君 ◆15番(栗本量生君) 私が問題にしているのは、さっき問うたように、ほかに指定管理を受けているいろんな団体あるでしょう。その団体の中でそういう自主事業をやって、会員制をつくって、一般市民と会員とで値段の差をつけているところがあるかと問うたんや。それはお答えいただいていないけれど、改めて問います。 それと、ゆうゆうスポーツクラブ海南が中心となって、あと3つ団体がある言うたな。ほんだら、4つの団体が構成して、何という名前になっているんですか。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 井口生涯学習課長 ◎生涯学習課長(井口和哉君) 15番 栗本議員からいただいた御質疑でございます。 まず、今回指定管理議案を上げさせていただいている中で、会費をとっている、とっていないという部分がありますけれども、指定管理者が行う自主事業については、会員、会員外というような形での事業を運営しているところはございません。今回、総合体育館等9施設の指定管理者候補者は、海南市スポーツ振興グループでありますが、その代表団体がゆうゆうスポーツクラブ海南でありまして、ゆうゆうスポーツクラブ海南としての自主事業を行うに当たって、会員制をとって事業を運営しているというところでございます。 それから、市内に3団体あるという形の御質疑でございますけれども、それぞれ別個の団体でございまして、1つはゆうゆうスポーツクラブ海南、それから下津スポーツクラブ、それからソラティオーラ和歌山といった3団体が地域総合型スポーツクラブとして、それぞれ単体で市民の方々にスポーツに親しめるような教室の活動を行っているという状況でございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 15番 栗本量生君 ◆15番(栗本量生君) 聞きたいことには答えていただいてないんよ。そのゆうゆうスポーツクラブ海南を代表とする団体あるやろう。そのあとの3団体もこの団体の中に入ってるんやろ。そうすると、この4つの団体の代表名というのが出てこないとおかしないか。代表者だけであなた方は契約しているんですか。あとの3団体はどこに入ってんの。そういうところとの契約はどうなってんの。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 井口生涯学習課長 ◎生涯学習課長(井口和哉君) 15番 栗本議員からの再度の御質疑でございます。 今回、今議論していただいています総合体育館等9施設の指定管理者につきましては、海南市スポーツ振興グループでありまして、その構成団体として、代表団体ゆうゆうスポーツクラブ海南、それから、構成団体は海南市体育協会になってございます。 それから、また別途、地域総合型スポーツクラブという団体は3団体あります。それは、ゆうゆうスポーツクラブ海南、下津スポーツクラブ、それからソラティオーラ和歌山という3団体ありまして、この3団体は別の団体でありますので、今回指定管理者候補者としてあげさせていただいているゆうゆうスポーツクラブ海南は、スポーツクラブ単体の団体でございます。それから、あとの地域総合型スポーツクラブというのは、ゆうゆうスポーツクラブ海南も地域総合型スポーツクラブなんですが、それぞれ単体で動いていまして、下津スポーツクラブも地域総合型スポーツクラブの1団体であって、それぞれが合体しているというわけではないという状況になってございます。 以上でございます。   (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(川崎一樹君) 15番 栗本量生君 ◆15番(栗本量生君) あのね、私はもともとゆうゆうスポーツクラブ海南が入っている指定管理者候補者の団体はどうなってんのかと、ほんで契約の相手は誰かというところから始まっちゃあんねんけれど、関係のない団体の話をされても混乱するだけでしょう。いっこも答弁になっていないと私は思うんで、悪いけれども、質疑回数を延長していただきたい。 ○議長(川崎一樹君) この際、暫時休憩いたします。                           午前10時44分休憩-----------------------------------                           午前11時1分開議 ○議長(川崎一樹君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 15番 栗本量生君の議事進行に関する発言にお答えいたします。 再度、当局から答弁を求め、進行いたしたいと思います。 井口生涯学習課長 ◎生涯学習課長(井口和哉君) 貴重な時間をおとりして申しわけございません。15番 栗本議員からの御質疑に改めてお答えさせていただきます。 今回、海南市総合体育館等9施設の指定管理者候補者でありますのは、海南市スポーツ振興グループでありまして、その代表団体が特定非営利活動法人ゆうゆうスポーツクラブ海南、それから構成団体が海南市体育協会となってございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 日程第13 議案第78号の議事を継続いたします。 他に御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。-----------------------------------
    △日程第14 議案第79号 海南市民温水プール及び海南市下津室内プールの指定管理者の指定について ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第14 議案第79号 海南市民温水プール及び海南市下津室内プールの指定管理者の指定についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。 井口生涯学習課長   〔生涯学習課長 井口和哉君登壇〕 ◎生涯学習課長(井口和哉君) 議案第79号 海南市民温水プール及び海南市下津室内プールの指定管理者の指定について御説明申し上げます。 この議案は、地方自治法第244条の2第6項の規定により、指定管理者を指定することについて、議会の議決をお願いするものであります。 指定管理者に管理を行わせようとする施設は海南市民温水プール及び海南市下津室内プールでございまして、この施設の指定管理者となる団体は、特定非営利活動法人海南市水泳協会でございます。 次に、指定の期間でございますが、平成31年4月1日から平成36年3月31日までの5年間でございます。 なお、選定に係る経過等につきましては、参考資料の4ページに記載のとおりでございます。 何とぞ御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(川崎一樹君) 説明が終わりました。 これより質疑を行いますが、本案については質疑の通告がありますので、まず初めに通告による質疑を許可いたします。 14番 磯崎誠治君 ◆14番(磯崎誠治君) 参考資料を見ますと、海南市水泳協会がこのプールの指定管理を受けるということで、多分これ1者しか応募がなかったんではないかと思うんですけれども、どのような状況でしたか、教えてください。 ○議長(川崎一樹君) 井口生涯学習課長 ◎生涯学習課長(井口和哉君) 14番 磯崎議員からの御質疑にお答えいたします。 応募の状況でございます。こちらにつきましても、8月1日に募集要項を公表しまして、市内外の事業者を問わず、市広報紙及び市のホームページで周知を図る中で、1者からの応募結果となったということでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 14番 磯崎誠治君 ◆14番(磯崎誠治君) 今までの施設で1者あるいは2者というような応募状況がずっと続いてきています。そうすると、その指定管理者がまずかっても--まずかってと言うたら悪いけれども--かえることできないんですよね。直営でいくか、新たに公募するかというような形しかできないと思うんです。 だから、公募の条件が魅力ないのか、それともどこかに弊害があるのか、そこらは考えたことあるんですか、どうでしょうか。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 井口生涯学習課長 ◎生涯学習課長(井口和哉君) 14番 磯崎議員からの再度の御質疑でございます。 応募する事業者が少ないといった要因についてでございます。 指定管理者を今回公募をさせていただいたわけなんですが、今年度は、同じ時期に和歌山県の施設でも同じように指定管理者の公募を行ってございます。例えば、県立体育館であったり、秋葉山の県民水泳場であったり、紀三井寺公園であったりといった形の公募も行ってございますが、その状況を見てみますと、やはり応募者が1団体のケースが多くあったというふうにお聞きもしているところでございます。 この指定管理者制度につきましては、平成15年に、地方自治法改正によりまして導入されたわけでありますけれども、導入された当初は、全国的にも複数の団体が応募するケースが多かったというふうに聞き及んでいますが、現在、全国的に見ると、約7万6,000件以上の施設で指定管理者制度が導入されているわけでありまして、事業者が、より魅力的な条件の施設を求めて応募する傾向になってきているとも言われているようなところでございます。 今回の募集した施設につきましても、事業者として利益を得られるかどうかという判断から、今回、見送ったケースもあるのではないかというふうに思っています。 また、昨今では、全国的に労働者不足も叫ばれている中で、それらの人材を確保する点という部分も踏まえて、事業者の判断もあったのかというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 14番 磯崎誠治君 ◆14番(磯崎誠治君) 生涯学習課の所管の中での指定管理に関しては、私は個々に施設を限定して指定管理者を選ぶのも一つの方法だと思うんですけれども、全部ひっくるめて業者がないか、そういう検討もされているのかな。全国規模で募集すれば、温水プールと体育館施設あるいはテニスコート、そこらを全部指定管理する業者があるかもわからないです。そういうような研究をされているのかどうか。 先ほど、他の議員から質疑がありましたが、使いたいが申し込んだら、ある組織がもう既に使っているので市民が使えないと、そしたらそこで終わってしまいますよね。それが、ほかの施設も全部連携して指定管理をやっていたら、この施設はあいていますよとか、この施設のこの時間帯はあいていますよとか、そういうような臨機応変に扱える利点も出てくると思うんです。 だから、ホームページとかいろんな形で公募していると言っていますけれども、もっと広げてやるような研究はされたんでしょうか。これから研究していっていただきたいと思うので、そこらだけちょっと答弁願います。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 井口生涯学習課長 ◎生涯学習課長(井口和哉君) 再度の御質疑でございます。 応募者が少ない状況の中で、他の施設も一括して公募するようなことも検討したのかという御質疑でございます。 今回、提案させていただく施設につきまして、それらを一括して公募するという具体的な検討はできていないところでございますけれども、議員御指摘のとおり、一括で公募することで、それぞれの施設の機能を十分に活用した中でそれぞれの効用を発揮できることになるのかどうか、それによって、また市民の方々のサービス向上につながるかどうかという点、あるいはまた一括で募集することで、それらの人材確保も含めてなんですが、そういう受けていただけるような受け皿があるのかどうか、そういう部分も含めまして、改めて、今後、調査、検討をさせていただきたいというふうに思ってございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 以上で通告による質疑を終了いたします。 次に、本案について他に御質疑のある方ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。----------------------------------- △日程第15 議案第80号 海南市物産観光センターの指定管理者の指定について ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第15 議案第80号 海南市物産観光センターの指定管理者の指定についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。 中阪産業振興課長   〔産業振興課長 中阪雅則君登壇〕 ◎産業振興課長(中阪雅則君) 議案第80号 海南市物産観光センターの指定管理者の指定について御説明申し上げます。 この議案は、地方自治法第244条の2第6項の規定により、指定管理者を指定することについて議会の議決をお願いするものであります。 指定管理者に管理を行わせようとする施設は海南市物産観光センターでございまして、この施設の指定管理者となる団体は海南市観光協会でございます。 次に、指定の期間でございますが、平成31年4月1日から平成36年3月31日までの5年間でございます。 なお、選定に係る経過等につきましては、参考資料の5ページの記載のとおりでございます。 何とぞ御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(川崎一樹君) 説明が終わりました。 これより質疑を行いますが、本案については質疑の通告がありますので、まず初めに通告による質疑を許可いたします。 5番 和歌真喜子君 ◆5番(和歌真喜子君) まず、この物産観光センター、駅前のかいぶつくんですけれども、ここは、非公募ということになっております。非公募の理由は、参考資料の中で説明されてはおるんですけれども、この説明を読ませていただいた限り、なぜ非公募になったのかというところがちょっと薄いような気がいたしますので、もう少し詳しく御説明をいただきたいと思います。 ○議長(川崎一樹君) 当局から答弁願います。 中阪産業振興課長 ◎産業振興課長(中阪雅則君) 5番 和歌議員からの非公募にかかわっての御質疑にお答えさせていただきます。 なぜ非公募なのかということの説明が少し足りていないという趣旨の御質疑でございまして、この非公募にかかわっての理由でございますけれども、物産観光センターは物産販売も行っておりまして、観光情報の発信の強化はもとより、物産販売の充実も重要であると考えております。 指定管理者の選定を検討するに当たっては、日本遺産を初めとする名所、史跡などの文化財や観光資源、また、漆器製品や家庭用品などの地場産品の魅力について、市内外へ発信をより一層強化するためには、その中核となる団体が必要であると考えたこと、加えて、また観光協会におかれましては、地域の観光物件、自然、食、芸術、風習などの地域にある観光資源に精通しておりまして、地域と協働して観光資源づくりを行うことを目指しているなど、物産観光センターの設置目的に合致した団体であるということの理由から、当該団体を非公募により指定管理者の候補者に選定したところでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 再度の御質疑ございませんか。 5番 和歌真喜子君 ◆5番(和歌真喜子君) ありがとうございます。 要は、情報の発信の強化とおっしゃったように思います。いろんな情報発信があると思うんです。もちろん物品の販売などもそうなんですけれども、いろんな商品を把握しているという意味では、確かにこの海南市観光協会がしっかりと把握をしているからというふうな理由でというふうに受けとめました。 でも、この団体しか海南市にはないんですか。ちょっとお答えいただけますか。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 中阪産業振興課長 ◎産業振興課長(中阪雅則君) 5番 和歌議員からの再度の御質疑にお答えいたします。 ほかに団体はないのかという御質疑でございますけれども、海南市の観光というテーマでお答えをさせていただきますと、この団体以外には存在してございません。 観光協会は、今現在106人の会員がおられまして、その中には飲食業であったり、ホテルであったり、また当然、お土産物でありますようなお菓子類のようなものを販売している業者であったりと、多岐にわたる事業者で構成されている団体でございます。もちろん海南商工会議所も下津町商工会も入ってございます。 そういったことから、公共的な活動、公共的な団体として、本市には唯一存在する観光のことを担える団体であるというふうに認識しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 5番 和歌真喜子君 ◆5番(和歌真喜子君) 今、海南市観光協会しかないという丁寧な御説明ありがとうございます。だから非公募だということだというのは、理解はいたしました。 ただ、ちょっと思うことなんですけれども、ずっとここしかないということも、海南市を内外にアピールしてくれるところがここしかないということ自体のほうが、ちょっと問題あるのかなというふうに思います。これを非公募にしないで、公募をすることでもっといろんな発想やプランを持った団体だったり、人があらわれてくるんじゃないのかなという考えも持ちました。 今後、そういったことも含めて、できるだけ非公募よりは公募、あそこは観光協会しかやらせてもらえやんのやて思わせるような形ではなく、いろんなプランが市民の中や海南市の中の団体から出てくるような、そういうふうな考え方で指定管理者を募っていただきたいなと、そういうふうな考え方はないのかなと思います。もう答弁は結構です。 ○議長(川崎一樹君) 以上で通告による質疑を終了いたします。 次に、本案について他に御質疑のある方ございませんか。 1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) 物産観光センター(かいぶつくん)を運営していくということで、非公募でも結構なんですけれども、前はまちづくり海南がやってくださっていたと思うんですけれども、やっぱりここを運営するに当たって、いろいろ難しいところもあるかなという感じを私は持つわけですが、海南市観光協会から、今度の指定管理をするに当たって提案があったと思うんです。そして、それに対する選定委員会からの意見もあったかと思うんですが、どういうものが上がっていたか、紹介いただければと思います。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 中阪産業振興課長 ◎産業振興課長(中阪雅則君) 1番 橋爪議員からの選定委員会の意見はどういったものがあったかという御質疑でございます。 選定委員会の意見としましては、主な意見となりますが、期待できる点としましては、「ポテンシャルが高いと思われる」とか、「真面目な考え方と姿勢は感じられた」とか、「今後、市にとっても重要な役割を果たす拠点になると思う」、また「いろいろな商業関係の会員で構成される海南市観光協会であるので、その特性を生かした独自事業の企画や実施が望まれる」、「販売品目の種類の拡大が期待できる」、また「現指定管理者に比べて観光分野への取り組みが期待できる」というようなものがございました。 課題として上げられていましたのは、「外国語における案内の強化をお願いしたい」といった点、そして「情報発信の仕方に工夫が必要である」と、また、「地域資源の活用のハブとしての役割をもう少し強化をしていただきたい」というようなものがございました。 次に、どのような提案があったかということでございますが、今現在、物産観光センターは、午前9時半から午後6時までがあいている時間ということになっておりますが、午前8時59分に新宮方面へ行く特急くろしおが到着することから、それに合わせて午前9時から開館するということで、30分の開館延長を提案していただいております。 あと、提案の内容でございますけれども、施設の効用の発揮という分野で提案のあったのは、今言った早い時間の開館、そして、行楽シーズンについては午前8時半の開館も検討していくという提案をいただいております。 あと、館内に空調設備がございませんので、冬には熱いお茶、夏には冷たいお茶を利用者に振る舞っていきたいという提案、そして、お土産物の開発、これは海南市観光協会の会員の中で、そういったお土産物の開発を進めていきたいという点、そして物産の販売品目を充実させる、そしてホームページやブログで市場調査や提案を募集して、もう少し充実したものにしていく等の提案がされてございます。 また、自主事業につきましては、今現在の指定管理者が行っております「たまてばこ海南」という事業があるんですが、これについては、出品されている方がおられますので、それをそのまま引き継いだ形で運営していきたいというようなことが提案されております。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) 事業者からの提案がどういうものがあって、それに対する意見がどういうものだったかということをお聞かせいただいたわけですけれども、時間延長をする、行楽シーズンにはもうちょっと早くからしたいということで、大変大切なことかなとは思うわけです。 海南駅の場合、あそこにコンビニエンスストアもできて、そこでお土産も買えるような形になっているんですけれど、やっぱり物産観光センターをもっと利用できるような形になったらなとは思うんですが、市として、ここに対してもっとこういうふうにしたいといった考えというのがないんでしょうか。空調設備がないというのが、ちょっとそうだったのかなと私も思うんですけれども、そういったものに対しても、もうちょっと改善していくようなことも必要かと思うんですが、どうでしょうか。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 中阪産業振興課長 ◎産業振興課長(中阪雅則君) 1番 橋爪議員からの再度の御質疑にお答えをいたします。 まず、1点目の物産販売の充実という御質疑でございますけれども、これに関しましては、現在、セブン-イレブンが改札口のところに入っておるわけですけれども、JRとの覚書の取り決めの中では、基本的にはここと商品の競合をしないということを販売の原則として決められておりますので、コンビニエンスストアが取り扱う商品は取り扱うことが難しいというのが、今の現状でございます。 もう一点は、お酒等に関しては地場産品であるということで、たとえ競合しても、これは売らせていただきますよということで、地場産品に限るということの位置づけに、この物産販売所はなってございます。 そういったことから、なかなか売り上げを伸ばすための取り組みということで充実がしづらいというところでございます。 そして、施設の効用についての御質疑ですけれども、私ども海南市物産観光センターの運営を担当している課として考えますのは、昨年4月に日本遺産に認定された絶景の宝庫和歌の浦を初め、市内の観光施設、観光資源について、やはり情報発信や提供をしていくということをもう少し充実していく必要があるということの観点から、今回の指定管理者を選ぶに当たっては、特に観光情報などの提供、いわゆる観光案内所としての機能がある一定果たせるような仕組みをつくっていきたいということを考えたところでございまして、それらのことも踏まえて、この施設の運営については、今まで以上に充実したものにしていきたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 他に御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。----------------------------------- △日程第16 議案第81号 海南市つり公園シモツピアーランドの指定管理者の指定について ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第16 議案第81号 海南市つり公園シモツピアーランドの指定管理者の指定についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。 中阪産業振興課長   〔産業振興課長 中阪雅則君登壇〕 ◎産業振興課長(中阪雅則君) 議案第81号 海南市つり公園シモツピアーランドの指定管理者の指定について御説明申し上げます。 この議案は、地方自治法第244条の2第6項の規定により、指定管理者を指定することについて議会の議決をお願いするものであります。 指定管理者に管理を行わせようとする施設は海南市つり公園シモツピアーランドでございまして、この施設の指定管理者となる団体は、つり公園シモツピアーランド運営委員会でございます。 次に、指定の期間でございますが、平成31年4月1日から平成36年3月31日までの5年間でございます。 なお、選定に係る経過等につきましては、参考資料の6ページの記載のとおりでございます。 何とぞ御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(川崎一樹君) 説明が終わりました。 これより質疑を行いますが、本案については質疑の通告がありますので、まず初めに通告による質疑を許可いたします。 5番 和歌真喜子君 ◆5番(和歌真喜子君) このつり公園シモツピアーランドの指定管理者の指定に対しても非公募ということになっております。非公募理由を読ませていただいたんですけれども、つり公園の運営と漁業権との関連がわかりにくいので、もう少しその点、詳しく説明していただきたいと思います。 ○議長(川崎一樹君) 当局から答弁願います。 中阪産業振興課長 ◎産業振興課長(中阪雅則君) 5番 和歌議員からのつり公園の運営と漁業権の関係について、もう少し詳しく説明していただきたいという御質疑でございます。 つり公園と漁業権との関係にかかわってですが、この周辺の海域といいますのは、和歌山県知事の免許による共同漁業権が設定されている海域でございます。 共同漁業権とは、一定の水面--通常は岸から3キロメートルから5キロメートルということになっているようでございますが--を地元漁民が共同に利用して漁業を営む権利とされておりまして、漁業権を管理する地元漁業組合のみに免許されるものでございます。したがいまして、排他的に漁業を営む権利を有するということでございます。 したがいまして、この漁業権を侵す行為といいますのは、漁業補償の対象となりまして、当該施設も開園前には漁業補償を求められましたが、話し合いの上、共同漁業権を持つ漁業者が施設管理を行うということで漁業補償を求めないとの調整がつき、平成8年の開園に至ったところでございます。 以上の理由から、当該団体を非公募により指定管理者の候補者に選定いたしたところでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 再度の御質疑ございませんか。 5番 和歌真喜子君 ◆5番(和歌真喜子君) ありがとうございます。 ということは、このつり公園シモツピアーランド運営委員会というところが、この共同漁業権を持つ漁業者の団体で、そこでないとつり公園シモツピアーランドの運営自体が不可能だという理解でいいのかなと思っております。それだったら非公募の理由もよくわかります。 ○議長(川崎一樹君) 以上で通告による質疑を終了いたします。 次に、本案について他に御質疑のある方ございませんか。 1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) 大変結構なんですけれども、いただいた参考資料の評価点を見ると、700満点に対して473点、これがほかの施設と満点が違いますからね、100点満点として比べてみると67.6点と一番低いんですけれども、一体どういうところが問題で、課題として考えられる点があるかと思うんですが、それについてはどうなっているでしょうか。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 中阪産業振興課長 ◎産業振興課長(中阪雅則君) 1番 橋爪議員からの課題についての御質疑ですが、選定委員会の意見では、まず、期待できる点としましては、「スタンプカードであったり、フォトコンテストなど、新たな集客するプランがある」ということ、「入園者が減少している中、利用促進策として新たな取り組みや自主事業の計画ということがされているので、利用がふえていくことが期待できる」ということでございます。 そして、課題と思われる点でございますけれども、これは、「常連客からの苦情と新規客への対応とのバランスをとるということが大事である」ということで、結局常連客の方の意見をよく聞いてしまい、新規客の方の苦情というんですか、そういった御意見を少し反映できていないんじゃないのかというような意味の御指摘でございました。 あとは、「市との連携をもう少し強化する必要がある」という意見や、「駐車スペースの確保や施設の老朽化、指定管理者の努力だけでは解決できない課題が多くあるので、市としての今後の対応が必要である」という指摘のあった点、そして、「アンケートの内容分析について、指定管理者の考えについて、もう少し改善する部分が見受けられる」という点。 あとは、魚が釣れていないということが今の現状ですけれども、「環境変化、また施設の老朽化等の悪条件が重なってきているので、自主事業の実施や施設の利用促進というのはそんなに簡単ではないのではないのか」というような御指摘、あとは「施設を取り巻く環境の変化を踏まえると、これまでの釣り客を中心とした利用促進だけではなく、地域団体や学校教育現場との連携により広く施設に愛着を持っていただき、地域の海洋環境への理解を促す場としての活用を図る方向も見出していく必要があるのではないのか」というような御指摘もございました。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) 今、お答えいただいたのは、選定委員会の御意見ということですけれども、選定委員会でも市との連携がもっと必要じゃないかというような意見があったり、このつり公園に対して、市としてもどんなふうにしていくかという今後の考え方というのが問われてくると思うんです。 つり公園は、大変景色のいいところで、私は釣りをしないので、釣りをしてどうかということはよくわからないんですけれども、行ってみて大変気持ちのいい場所だなというふうに思うんで、さっきおっしゃたような地域団体との連携とか、子供たちにももっと学習の場というようなことは思うわけですけれども、市としての考え方、今後どんなふうに期待するのかということも問われてくると思うんですけれども、そういったお考えについて、どういうのをお持ちでしょうか。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 中阪産業振興課長 ◎産業振興課長(中阪雅則君) 1番 橋爪議員からの再度の御質疑にお答えをいたします。 この施設に対して、市としての考え方はという御質疑でございます。 この施設は、平成8年開場したという施設でございまして、施設自体はかなりの老朽化が進んでおりまして、この老朽化を改善していくためには、定期的にメンテナンスすること、そして必要なところに関しては改修をしていくということ、そして特に、海という環境の中で、例えば桟橋の橋脚の部分については腐食をしてくることが当然ありますので、今年度も電気防食ということで、そういった対策を講じていくわけですけれども、こういったことをするとなりますと、当然ながら大きなお金、特に工事費、修繕費がかかってまいりますけれども、これにおきましては、以前から基金としてためておりましたつり公園シモツピアーランド整備事業基金がございますが、この基金については収入よりも支出が上回ってきておりまして、年々減っていっているという現状がございます。 そういった中で、今後抜本的な対策を行わなければならなくなったときのことを想定しながら、今後検討を加えていくということが必要となってまいります。 現状でいいますと、やはりこの平成24年、25年、26年ごろを境にずっと利用客が減ってきております。いろんな分析をする中では、やはり日本全体がいわゆる温暖化の影響で魚が釣れなくなってきたりとかして、つり公園でございますんで、魚が釣れなかったら、当然お客さんが来ないということになりまして、ほかのイベント等を開催しても、なかなかそれだけでは改善を見込めるような状況ではないのが現実でございます。 したがいまして、こういった現状を踏まえて、公共施設等総合管理計画もございますので、全体の中でこの施設をどのような形で維持管理していくのかということを考えていく必要があるというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 再度の質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 他に御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。----------------------------------- △日程第17 議案第82号 海南市わんぱく公園の指定管理者の指定について ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第17 議案第82号 海南市わんぱく公園の指定管理者の指定についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。 森下管理課長   〔管理課長兼港湾防災管理事務所長 森下順司君登壇〕 ◎管理課長兼港湾防災管理事務所長(森下順司君) 議案第82号 海南市わんぱく公園の指定管理者の指定について御説明申し上げます。 この議案は、地方自治法第244条の2第6項の規定により、指定管理者を指定することについて議会の議決をお願いするものであります。 指定管理者に管理を行わせようとする施設は海南市わんぱく公園でございまして、この施設の指定管理者となる団体は、指定管理者管理運営コンソーシアム海南市わんぱく公園。代表団体は特定非営利活動法人自然回復を試みる会・ビオトープ孟子、構成団体は株式会社丸山組でございます。 次に、指定の期間でございますが、平成31年4月1日から平成36年3月31日までの5年間でございます。 なお、選定に係る経過等につきましては、参考資料7ページの記載のとおりでございます。 何とぞ御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(川崎一樹君) 説明が終わりました。 これより質疑を行いますが、本案については質疑の通告がありますので、まず初めに通告による質疑を許可いたします。 10番 川口政夫君 ◆10番(川口政夫君) わんぱく公園ですが、今、隣接地で(仮称)中央防災公園の整備が進んでいると思います。これに伴い、以前にも基本計画の案を示していただいているんですけれども、その図面を見ても、指定管理の管理面積が減っていくんではないんかなと思われるんですが、その辺はどうなっていますか。 もう一点は、その図面からですが、工事用道路がちょうど真ん中を通るみたいなんですけれども、わんぱく公園の門の開閉とか、その辺の状況を教えていただけますか。 ○議長(川崎一樹君) 当局から答弁願います。 森下管理課長 ◎管理課長兼港湾防災管理事務所長(森下順司君) 10番 川口議員の御質疑にお答えいたします。 初めに、わんぱく公園の指定管理面積でございますが、議員御発言のとおり、(仮称)中央防災公園の整備事業によりまして、指定管理面積は、これまでの9ヘクタールから4ヘクタール減少して5ヘクタールということになります。 それから、工事用道路に伴う門の開閉はどうかということでございます。 わんぱく公園の入り口でございますが、引き戸式の鉄のゲートがございまして、引き戸式のゲートにつきましては、工事の警備員があけ閉めを行い、さらに、その中に工事車両の出入り口があるんですが、その工事車両の出入り口につきましても、工事の警備員により門のあけ閉めがなされます。 一方の公園の出入り口につきましては、特に門はございませんので、指定管理者はそのまま進入して施設の開場を行います。 公園があいており、工事が行われている間は、警備員が公園の入り口付近で利用者、その他車両等の安全確保を行います。ただ、日曜日だけは工事がストップしますが、公園はあいておりますので、日曜日だけ公園のあけ閉めは指定管理者が行うということになります。 また、月曜日は、公園は休園となりますが、工事のほうが行われるため、当然、警備員が門のあけ閉めを行うとともに、通行車両の安全確保を行うものでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 10番 川口政夫君 ◆10番(川口政夫君) 管理面積はやっぱり大分減るようです。今の御答弁では、9ヘクタールが4ヘクタール減少して5ヘクタールとなるということだったんですけれども、指定管理料はどうなりますか。前回と比べての増減はわかりますか。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 森下管理課長 ◎管理課長兼港湾防災管理事務所長(森下順司君) 再度の御質疑にお答えいたします。 このたび、指定管理者の募集、選定に当たり、指定管理料の上限額を改めて算定する必要がございましたので、改めて算定したところ、指定管理料の上限額は増加いたしました。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 10番 川口政夫君 ◆10番(川口政夫君) 管理面積が減っているのに、指定管理料は上昇するというお話ですけれども、普通、一般的には管理面積が減ったら、指定管理料も減るように、私らは単純に思うんですけれども、そのふえている理由を教えていただきたいと思います。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 森下管理課長 ◎管理課長兼港湾防災管理事務所長(森下順司君) 再度の御質疑にお答えいたします。 (仮称)中央防災公園の整備工事により、これまでの9ヘクタールから5ヘクタールと、4ヘクタール減少した面積となります。 しかし、この4ヘクタール減少する場所につきましては山林部分が大半でございまして、これまでの指定管理においても、それほど経費がかかっていたという場所ではありませんでして、算定に当たりまして、その部分を管理するための公園管理作業員が、これまでの3人体制で算定しておったんですが、これを1人減じて2人体制で対応できると判断して、算定上1人減で算定を行いました。 指定管理料の上限を算出するに当たりまして、増加した主な理由といたしまして、一つは、人件費の算定において、市で算定している単価なので、改めて算定したところ、前回算定時の人件費から増額改定されておりまして、社会保険料を含めた人件費が、1人減じてもなお増加したという結果となりました。 それから、光熱水費について、実績に応じて増額算定いたしました。それとトイレの維持管理費用の算定におきましても、実績に応じた増額算定をいたしました。 それから、今回、工事により面積減となっても、イベントによるさらなる集客を図っていただくため、イベントの内容を今以上充実することが重要と考え、イベント費について増額算定を行いました。 これらの結果、初年度の金額でございますが、指定管理面積が減っても、前回算定時の上限額を144万円上回る3,218万5,000円の算定結果となったものでございます。 ただし、この金額は指定管理料の上限額でございまして、実際に予算化の額とは異なります。また、上限額は募集時に公表しておりまして、上限額を上回った提案金額となった場合は、申請者は失格となりますので、申請者はこの金額以内の事業費の額で提案をされてございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 以上で通告による質疑を終了いたします。 次に、本案について他に御質疑のある方ございませんか。 1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) わんぱく公園に関して、今、指定管理料の上限額が増額しているということで、その理由の一つにイベントの充実ということが上げられていました。 より一層の充実ということなんですけれども、ただ、この5年間というのは工事が行われる真っただ中の期間で、指定管理者としては、大変難しい運営が強いられるんじゃないかと思うんですけれども、そういったことへの市の考えと、それから、イベントの充実というのはどういう提案がなされたのか、それについて教えていただけるでしょうか。 ○議長(川崎一樹君) 当局から答弁願います。 森下管理課長 ◎管理課長兼港湾防災管理事務所長(森下順司君) 1番 橋爪議員からいただきました御質疑にお答えいたします。 工事中の公園ということで運営が難しい、市としてどういうことを考えているかということでございます。 工事によりまして、仮囲いで面積が狭まるということで、利用者の方が利用を敬遠されるという懸念がございますので、そこはイベントを充実していただいて、できるだけ敬遠されないような取り組みをしてほしいということを、募集の段階でお伝えさせていただいておりまして、それをわかった上で提案をしていただいております。これまでも、年間500回、600回というイベントをされているんですが、さらにそれを充実させていただくことを期待しております。 それから、どんな提案かということですけれども、たくさんあるんですが、子供たちの健全育成のための事業展開ということで、日本ユネスコ協会連盟の第1回プロジェクト未来遺産に登録されているということで、さまざまな年齢層の子供たちによる自然体験、観察、環境教育などに取り組んできたことを生かし、わんぱく公園内の自然環境で、体験を通じて子供たちの健全育成に向けた取り組みを行っていくとの提案がございました。 また、これまでの指定期間中に行ってきたイベントをさらに拡充していきますということで、こちらでも子供たちの健全育成を目的とした取り組みがなされるということ、それから、遠足の利用もございますので、そちらに魅力的な公園であることをアピールし、遠足来園のリピーターを獲得していくんだというふうなところで提案がなされております。 主に、自然とのかかわりや体験を通じた子供の健全育成といったところでの取り組みの提案でございます。また、これまでの実績あるイベントもバージョンアップするんだという提案をいただいてございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) わかりました。 イベントが今までも年間500から600あって、それをどういうふうに充実させるのかといってもいろいろあると思いますが、やっぱりその中心となるのは子供たちの健全育成ということで、自然とのかかわりということをやるということで、また、遠足の利用を促していきたいということなんですけれども、それでいいんですけれども、指定管理者にとって、今度は限度額を上げたということで、指定管理者に行くお金もふえるんかどうかですけれども、イベントをふやして利用客がふえたからといって、それが指定管理者のモチベーションが上がるような収入増につながっているのかということもあるかと思うんですが、そういったことはどうお考えでしょうか。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 森下管理課長 ◎管理課長兼港湾防災管理事務所長(森下順司君) 再度の御質疑にお答えいたします。 指定管理者の収入になっているのかということでございますが、指定管理料の上限額を一応提示させていただいていますので、このたび、これ以内の金額で御提案をいただいております。ですので、収入というものについては、確保されていくものというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 他に御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。 この際昼食のため午後1時まで休憩いたします。                           午前11時51分休憩-----------------------------------                             午後1時開議 ○議長(川崎一樹君) 休憩前に引き続き会議を開きます。----------------------------------- △日程第18 議案第71号 平成30年度海南市一般会計補正予算(第6号) ○議長(川崎一樹君) 日程第18 議案第71号 平成30年度海南市一般会計補正予算(第6号)を議題といたします。 お諮りいたします。 本案については既に説明書が添付されておりますので、内容説明は省略いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 これより質疑を行いますが、議事進行上一括して御質疑いただくことといたします。 本案については質疑の通告がありますので、まず初めに通告による質疑を許可いたします。 19番 榊原徳昭君 ◆19番(榊原徳昭君) 歳入17款寄附金、1項、2目ふるさと海南応援寄附金の鈴木屋敷再生・復元等支援事業寄附金についてお尋ねします。 企業版のふるさと納税の制度については、先日の一般質問で川端議員のほうから問いかけがありまして、制度については把握しましたが、それを活用して鈴木屋敷の整備費用に充当するとのことですが、内閣府に申請した地域再生計画の内容、また、復元計画の状況や今後の予定についてお聞かせ願います。 ○議長(川崎一樹君) 当局から答弁願います。 中野企画財政課長 ◎企画財政課長(中野裕文君) 19番 榊原議員の御質問中、地域再生計画の内容について御答弁申し上げます。 地域再生計画は、地域再生法第5条の規定に基づいて策定されるものでございまして、当該計画には地域再生計画の区域と地域再生を図るために行う事業に関する事項、そして、計画期間を記載することとなっております。 今回、内閣府に申請した地域再生計画は海南市全域を計画区域としたものでございまして、経年劣化により倒壊の危険がある全国鈴木姓のルーツと言われる鈴木屋敷の再生復元を実現させ、その屋敷を活用することにより、全国約200万人と言われる鈴木姓の方々の関心を本市に向けていただく、いわゆる関係人口の増加を図るとともに世界遺産である熊野神域への入り口と称されるこの場所でもてなす場所を整備することで、本市を訪れていただく交流人口の増加も目指すため鈴木屋敷の再生復元や、その後の維持管理、活用に取り組もうとする鈴木屋敷復元の会への支援を行う内容となってございます。 なお、計画期間は平成35年3月31日までとなってございますが、本計画において活用する企業版ふるさと納税制度の期限が、平成31年度末となっていることから、現在のところ事業期間を平成31年1月から平成32年3月までと設定しております。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 井口生涯学習課長 ◎生涯学習課長(井口和哉君) 続きまして、鈴木屋敷の復元整備の状況と今後の予定についての御質疑にお答えさせていただきます。 これまで、市では文化財保護の観点から藤白坂などと合わせ、国庫補助事業によりまして測量図の作成を行い、境界画定や地形図の策定などを経て、平成27年10月7日に熊野参詣道紀伊路として国史跡の指定を受け、平成28年度には文化財として適切に保存するために必要となる保存活用計画を策定したところでございます。 鈴木屋敷につきましては、歴史的価値や老朽化が進んでる現状を踏まえ、その整備に関してこれまで文化庁、県、所有者である藤白神社さんと協議を重ねてきたところでありまして、平成30年度からは藤白神社さんが事業主体となり復元等に向けた整備基本計画策定や建物の解体及び調査に着手してございます。 あわせて市では、建物跡の発掘調査のほか、国、県とともに事業費補助を行っておりまして、今後所有者が進める建物整備、庭園整備等についても引き続き支援してまいりたいと考えているところでございます。 次に、今後の予定でありますが、今年度、この鈴木屋敷復元等に向けてどのような施設整備をどのような工程で行っていくのかを具現化するための基本計画を策定しているところでございまして、現段階では具体的な工程は決まっておりませんが、事業主体であります藤白神社さん、また関係者の方々からは今年度中に整備基本計画を策定し、平成31年度には設計業務のほか周辺の樹木の伐採、それから平成32年度から整備工事に取りかかれるよう進めていきたいとお聞きしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 再度の御質疑ございませんか。 19番 榊原徳昭君 ◆19番(榊原徳昭君) 復元計画と今後の予定、理解しました。 事業期間終了後の対応として、本市ではどのように考えているのか、最後に一つだけお願いします。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 中野企画財政課長 ◎企画財政課長(中野裕文君) 19番 榊原議員の再度の御質疑に御答弁申し上げます。 事業期間は平成32年3月までと設定させていただいてるところでございますが、現在、国では企業版ふるさと納税制度の期限延長の検討が進められているところでございまして、期間延長が決定されたときは計画の事業期間を、計画期間の終期である平成35年3月31日まで延長するよう、計画の変更について内閣府に申請したいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 次に、7番 黒原章至君 ◆7番(黒原章至君) よろしくお願いします。 歳出6款、2項、1目、19節の鈴木屋敷再生・復元等支援事業補助金です。今、榊原議員が問われた内容と同じ内容のところですが、整備内容のことはよく説明でわかりました。その中で、今後、平成31年度に設計業務に入っていくということなんですけれども、この事業に関する全体事業費は、どれぐらいの事業費になっていくのかわかる範囲で説明していただきたいと思います。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 井口生涯学習課長 ◎生涯学習課長(井口和哉君) 7番 黒原議員からいただきました鈴木屋敷復元整備に係る全体事業費にかかわって御質疑でございます。 今年度策定する整備基本計画において文化庁の意見等も踏まえつつ、施設規模や機能について具現化していくことになりますので、この基本計画を策定する中で全体事業費につきましても概算的な費用を一定算出できるものと考えてございます。 そのような中で、現段階では全体事業費というのは未定の状況ではございますが、これまで事業主体であります藤白神社さん、また関係者の方々の協議の中では鈴木屋敷の復元等に向けた全体事業費として1億5,000万円程度の事業費が必要になるのではないかというふうにお聞きしてございます。仮に、全体事業費が1億5,000万円の事業費であれば、所有者負担というのは、約3分の1の5,000万円程度になるという形になります。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 再度の御質疑ございませんか。 7番 黒原章至君 ◆7番(黒原章至君) わかりました。その中での自己負担分に関して支援をしていこうということだろうと思います。その中でも、今回500万円のこの予算計上になっているわけです。企業版ふるさと納税による寄附金が今回500万円という形で提示されていますけれども、仮にその額を超えた場合に、よりぎょうさん集まったというようなときには、また新たに補正を組んで支援としてされていくのかな。また、今度寄附金が500万円まで集まらなんだ場合に、不足の分は市のほうから援助していくのか、その辺をどのようにお考えですか。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 中野企画財政課長 ◎企画財政課長(中野裕文君) 7番 黒原議員の再度の御質疑に御答弁申し上げます。 企業版ふるさと納税を活用した事業は上限なく寄附金を集められるものではなく、事業費を上限として寄附を受けるものでありまして、寄附の申し出は事前に受け付けておりますが、仮に、当該事業費を上回る寄附金の申し出があった場合、市で寄附を受け取る金額を調整した上で確定させ、その確定額の寄附を受けることとなるものでございます。 次に、予定している寄附額を下回った場合はということなんですけれども、これについては、いただいた寄附金分を補助金として交付することといたしております。 以上でございます。
    ○議長(川崎一樹君) 7番 黒原章至君 ◆7番(黒原章至君) わかりました。企業からの寄附について、オーバーしても上限があるので、集められないというような説明でありましたけれども、事前に調整してしまうということなのかな。多く集まった場合は地域再生計画を変更して受領するということも可能ではないのかなと思うんですけれども、その辺の説明を願います。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 中野企画財政課長 ◎企画財政課長(中野裕文君) 7番 黒原議員の再度の御質疑に御答弁させていただきます。 地域再生計画については、原則として認定を受けた計画の事業費に2割以上の変更があった場合には、変更申請が必要であるとされていることから、変更申請が認められれば多く集まった寄附金を受領することができるものというふうに考えてございます。 しかし、例えば、各企業から500万円分の寄附の事前申し込みがあっても、それをそのまま補助金として交付するのではなく、平成30年度分の必要な事業費が確定した分を受領し、補助金として交付することとしていますので、必要以上の補助金の交付は想定していません。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 次に、5番 和歌真喜子君 ◆5番(和歌真喜子君) 2点質疑させていただきます。 まず、先ほどから榊原議員、黒原議員の質問もされておりました鈴木屋敷再生・復元等支援事業寄附金及び補助金についてですが、この鈴木屋敷自体は文化財として認められたものなんですけれども、この補助金は、歳出6款、2項の分類が観光費に計上されています。観光費に予算計上している目的、なぜ、観光費なのかを、まずお答えいただきたいと思います。 そして、この補助金を出す相手ですけれども、これは、どういう団体になるのでしょうか、お答えください。 それから、2つ目の質疑ですが、歳出2款、1項、10目、15節の津波避難場所等整備工事費ですが、まず、この整備される避難場所とはどこの避難場所なのでしょうか。 また、どういう内容の整備をされるのでしょうか。 そして、この避難場所までの避難路というのは、ちゃんと整備されているところなのでしょうか。あるいは、今後、まだ避難路の整備を必要とするような場所なのでしょうか。 そして、この施設なのですが、位置づけとしてはどうなっていますか。 また、避難場所としてだけではなくて、この施設を日常的に活用するという考えはあるのでしょうか。あるとすれば、その活用方法としてどのようなことを考えられているのでしょうか。 そして、最後に、施設の運営については市が直営としてやるのか、それとも、地元に任せてお願いするのでしょうか。 以上、お答えください。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 中阪産業振興課長 ◎産業振興課長(中阪雅則君) 5番 和歌議員からの鈴木屋敷の再生・復元等の支援事業補助金にかかわっての御質疑2点にお答えをさせていただきます。 まず1点目、どのような目的でどのように使われるのかについてお答えさせていただきます。 鈴木屋敷は全国200万人といわれる全国鈴木姓のルーツであることから市外に住みながら本市に関係を持とうとする関係人口を大いにふやすことができる資源であると考えてございます。また、歴史的にも平安時代末期に熊野地域から当地に移り住んだ後、源義経とのかかわりなど、約860年余りの歴史を刻んでいる貴重な史跡であることから、観光等により本市を訪れる交流人口の増加も見込めると考えてございます。 これらのことから文化財の復元に対する支援に加え、地域振興や観光振興の観点からの支援を加えることで、鈴木屋敷の再生復元を促進させ、本市の活性化につなげようとする目的で補助するものであり、復元に係る所有者負担分の経費、文化財補助金の対象外となる所有者負担分の経費などに対し補助するものでございます。 次に、2点目のどこへ補助するのかについてですが、補助する団体は鈴木屋敷復元の会でありまして、団体の設立目的は、歴史的に由緒ある鈴木屋敷の復元に向けて、相互連携を図り、活動の輪を広げ、支援するためとなってございます。 取り組み事業といたしましては、鈴木屋敷の復元活動の輪を市民に広げていく事業や会員相互の連携を図り、復元事業を支援していくこと、また、海南市の発展、振興に資する事業を行うとなってございます。会員は、個人、団体、グループ等で組織するとなっておりまして、現在24人の会員で組織されております。 なお、事務局は藤白神社内に置かれております。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 尾崎危機管理課長 ◎危機管理課長(尾崎正幸君) 続きまして、津波避難場所等整備事業費にかかわる6点の御質疑にお答えいたします。 1点目の、整備する避難場所につきましては、冷水地区にあります国道42号沿いのローソン跡の建物を避難所として整備いたします。 次に、2点目の整備の内容につきましては、建物はコンビニエンスストアとして建設されたものですので、避難者が生活できるよう、床の増設、トイレの洋式化及び多目的トイレの設置、備蓄物資を保管する倉庫の整備等を行います。 3点目の避難場所までの避難路整備につきましては、冷水地区では国道42号沿いのバス停を津波避難場所に指定しており、既に避難いただける状態であることから、新たな避難路の整備は予定しておりません。 4点目の施設の位置づけにつきましては、この地区の避難所でありました冷水分校の撤去に伴い整備するものですので、災害時の避難所としての位置づけとなります。 5点目の活用法につきましては、災害時の避難所ではありますが、平常時には避難訓練や防災研修を初め、地区の防災活動等に御活用いただくことが可能な施設となります。 最後に、6点目の施設の運営につきましては、市が所有する施設でありますが、災害時の避難所ということで、地元の皆様が災害時にはすぐに使用できるよう管理を地元自治会にお願いしたいと考えており、現在、自治会の皆様と協議を進めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 再度の御質疑ございませんか。 5番 和歌真喜子君 ◆5番(和歌真喜子君) 鈴木屋敷については、なぜ観光なのかということは大体わかりました。 津波避難場所等のことですが、整備される場所が国道沿いのローソン跡だということで、大体見当はつくんですが、ローソンだった中でも案外小さな建物だと思います。あの小さな建物をそのままのサイズで整備をされたとして、大体、建物の中に避難できる人数というのをどれぐらい想定されているのかということをお答えいただきたいと思います。 そして、避難場所までの避難路の整備についてですが、ローソンのあった国道42号に上がっていくのには、冷水の地区から考えますと、下のほうから上がっていく坂が、大変急峻な坂になっていると記憶しております。この避難路の今の状況を教えてください。車椅子で上がれるのかとか、あるいは、手すりは確かなかったように思うんですが、手すりは今ついているんでしょうか。ある程度の高齢者の方が避難のためにその道を急いで上がっていく、十分避難できる時間を確保できるような避難路になっているのでしょうか。その当たりのことをお答えください。 それと、もう一つ気になるのが、活用方法として、避難訓練、防災研修、防災活動等にというふうにお答えいただきました。では、ふだんは、余り使われない建物になってしまうのか、それとも、防災以外でも地元の方々の集会所的な利用とか、そういうふうなことも可能な場所として開放されるのか、そのあたりのことをお答えください。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 尾崎危機管理課長 ◎危機管理課長(尾崎正幸君) 津波避難場所等整備費にかかわる再度の御質疑にお答えを申し上げます。 1点目の、建物の中に避難できる人数につきましては、50人程度を予定しております。 次に、2点目の避難路の整備の状況ですが、こちらにつきましては、現在も国道42号沿いの3カ所の津波避難場所を指定しておりまして、それぞれに地区の皆様と協議をさせていただきながら避難路の整備等も行っているところでございますが、現在、地区のほうからもそれ以上の整備という御意見をいただいておりませんので、現在のところ皆様スムーズに避難できる状況であるというふうに認識しております。 3点目の防災以外の活用、ふだんの活用というところでございますが、現在、管理も含めて地元の皆様と協議をしているところですが、防災活動を中心にお使いいただくということですが、それ以外の使用についても可能であるというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 再度の御質疑ございませんか。 5番 和歌真喜子君 ◆5番(和歌真喜子君) 防災以外で活用も可能ということで十分地域の方に活用していただけたらとは思います。 やはり、ちょっと気になるのは、避難路のことです。ふだんバス停に上がっていく道路は、ゆっくり上がっていったり、あるいは、上がれる人たちが活用するということなんでしょうけども、実際に避難ということになりますと、慌てる、急ぐ、そして、ふだんはその道を上がらない高齢の方や障害をお持ちの方もそこを上がるしかなかったりということが起こると思います。少なくとも、そういう方々が安全に避難できるための、本当の意味での避難ができる避難路ということが必要ではないかと考えます。3カ所指定されていて、そこへ避難する前提でもう少し、今の道を上がりやすいような整備の方向で、そういう目を持って考えていただけたらと思います。答弁は結構です。 ○議長(川崎一樹君) 次に、11番 東方貴子君 ◆11番(東方貴子君) 同じく、歳出2款、1項、10目防災諸費について、冷水のローソン跡の改修について、和歌議員に続いて聞かせてください。 完成はいつになるでしょうか、お聞かせください。 それと、収容人数も知りたかったんですけど、今聞かせていただいて50人ということで、先ほどから課長もおっしゃっていますが、冷水地区の避難所というのは、もともと分校だったんですけども、いろいろあって今回こちらになるということで、分校の収容人数は90人だったと記憶してるんですが、40人減となっております。そのことについて、どうしていただけるのかお考えを示しください。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 尾崎危機管理課長 ◎危機管理課長(尾崎正幸君) 11番 東方議員の津波避難場所等整備事業費にかかわる2点の御質疑にお答えいたします。 1点の冷水地区避難所の工事の完了予定でございますが、平成31年5月末を見込んでいるところでございます。 続きまして、もともとの冷水地区の避難所でありました冷水分校からの人数の減ということでございますが、冷水分校の避難者の収容人数が約90人であったことから、約40人分不足しております。この不足につきましては、地元自治会の皆様との協議によりまして、防災テントを準備することで収容人数のほうを確保させていただきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 11番 東方貴子君 ◆11番(東方貴子君) 今回、地元にもすごく丁寧な聞き取りをしていただいていまして、こちらも、遠慮なく申し入れをいろいろさせていただいて御迷惑をおかけしているんですけれども、もともと、先ほどからお話しのとおり冷水分校が避難所でした。これについては、一般質問でも、私も涙を浮かべながら言ってしまいましたけれども、市から出されているいろいろな文書でも冷水分校は耐震があるということを長年いわれてきまして住民も安心してまいりました。一般質問する際に調べていただきましたら、結局なかったということで、地区としましてもだまされていたというような感じの、負の感情も持ちましたし、何よりも命にかかわります耐震について、口頭で「あるのかな、ある、ある」みたいな感じだったことに対して、私は住民としても議員としても腹を立てました。今回、ローソン跡ということで、新しくなってうれしいなという気持ちもありますけれども、買い取りに1,000万円という大きなお金がかかっています。10年前に耐震診断を一斉にするときにしていただいてたら何百万で済んでいたかもしれません。そういうことについて、命にかかわりますので、今回、再度当局側にも認識を持っていただきたいとお願いします。 また、きのうから分校の解体工事が始まりました。5月の完成ということですけれども、一日も早い完成を目指していただきたいとお願いし、御答弁は結構ですので、よろしくお願いいたします。 ○議長(川崎一樹君) 次に、2番 瀬藤幸生君 ◆2番(瀬藤幸生君) 2点ばかり質疑させていただきます。 歳出3款民生費、3項、8目学童保育事業費、15節工事請負費、学童保育室整備工事費295万円の工事内容についてお聞かせください。 歳出10款災害復旧費、3項、1目公立学校施設災害復旧費、15節工事請負費について、ネットフェンス、防球ネットだけの工事なのですか。台風被害でほかにも被害が発生してるかと思うんですが、ほかの復旧費は別の予算で行われているのですか。 また、事業費の中で東海南中学校が飛び抜けて高額な理由をお聞かせください。 以上です。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 土田子育て推進課長 ◎子育て推進課長(土田真也君) 2番 瀬藤議員からいただきました3款、3項、8目学童保育事業費に係る工事請負費についての御質疑にお答えをさせていただきます。 今回の補正予算における工事の趣旨でございますが、学童保育室待機児童の常態化が懸念されております日方学童及び内海学童において、定員拡充を目的とした学童保育室の増設等の整備を行い、受け入れ可能児童数をふやすことで課題の解消を図ろうとするものでございます。 また、今回の工事により平成31年4月1日からの必要な受け入れが果たせるよう対応を進めたく、今回補正計上させていただいたものでございます。 なお、今回の整備において日方学童、内海学童については、現時点では平成31年度において待機児童を出すことなく希望どおり入所できる見込みでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 山香教育委員会総務課長教育委員会総務課長(山香吉信君) 続きまして、10款、3項、1目、15節の工事請負費につきましてお答えいたします。 8月の台風20号及び9月の台風21号により、市内の各学校施設はネットフェンスの倒壊、防球ネットの落下を初め、倒木、プレハブ倉庫や窓ガラスの破損、門扉の変形、雨どいの損壊等多くの被害を受けました。 教育委員会では、本市の児童・生徒の教育環境に影響を及ぼさないよう通常の維持補修の予算の中で、これら被害箇所の早期復旧に順次取り組んできているところです。 今回補正予算を計上をさせていただいた事業は、さきの台風で被害を受けた小学校4校及び中学校3校のネットフェンス及び防球ネットの復旧を行うもので、当該事業の実施には多額の予算を必要とすることから補正予算の計上をお願いするものであります。 次に、東海南中学校の災害復旧事業が他の学校に比べ高額となっている理由でありますが、同校運動場の貴志川沿いのネットフェンスなど、約120メートルが倒壊し、他の復旧を要する学校のネットフェンスと比べ、その整備するフェンスの長さが大変長くなっていることが高額となっている主な理由でございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 再度の御質疑ございませんか。 2番 瀬藤幸生君 ◆2番(瀬藤幸生君) なんで、この11月という時期に補正予算が出されたかという理由がわかりました。日方学童、内海学童の待機児童が常態化しているという現実があり、春休み、新学期に向けて、今から整備を行っておく必要があった。また、夏休みの間も待機児童が発生するおそれがあるということで、学童保育のニーズがピークを迎える時期に対して待機児童が発生しないような状態を目指すものだということで大変前向きな工事だと思います。ぜひ、進めていただきたいと思います。 小中学校のネットフェンス、防球ネットの工事内容もお聞きしました。よくわかりました。ありがとうございました。 ○議長(川崎一樹君) 次に、1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) 歳出5款、1項、3目の被災農業者向け経営体育成支援事業補助金です。これは、台風の被害によりまして、その被害に対して補助をするということで、大変ありがたいことだなと思ってます。この補助金の詳しい内容を教えてほしいと思うんですが、今度の補助金がありますけれども、全体の農業の被害がこの台風21号によって、どれほどであったのか詳しいところを教えてほしいと思います。 また、この補助に至るまで産業振興課として大変尽力をいただいているということは見てるんですけれども、補助に至るまでの流れが、どのようにして行われたのか教えていただけるでしょうか。 そして、この補助金なんですけれども、これは市だけじゃなくて、国県支出金が入ってますが、その割合がどれだけであるのか、そして、個人負担はどれだけであるのか教えていただけるでしょうか。 そして、日高川町の例なんですけれども、市の負担をふやしまして、個人負担をなくすようにしています。そういったことについて海南市としては検討なされなかったのでしょうか。 今度の、災害に当たって、大変時間も切迫した中で、聞き取りを行って補助金を交付するというような作業が大変だったと思うんです。災害時に恒常的な事業として制度化することによって、もっとスムーズな流れがつくれるんじゃないかと思うんですけれども、そういったことについてのお考えはないでしょうか。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 中阪産業振興課長 ◎産業振興課長(中阪雅則君) 1番 橋爪議員からいただきました5款、1項、3目、19節、被災農業者向け経営体育成支援事業補助金にかかわります5点の御質疑にお答えをいたします。 まず、1点目の全体の農業の被害がどれほどであったのかについてお答えいたします。 台風21号による農作物の生産加工に必要な施設等の被害についてでありますが、農業用倉庫55件、農業用ハウス30件、ミカン貯蔵庫29件、防風ネット31件、果樹だな15件と合わせて178件、1億8,100万円の被害がありました。 また、果樹の枝折れ等の被害につきましては、被災園地が244園地、樹体の被害が約3,700本、被災面積で約4万平方メートル、事業費に換算しますと、約1,800万円の被害がございました。 続きまして2点目の、補助に至るまでの流れはどのようであったのかについてお答えをいたします。 今回の台風は、全国的に被害が甚大であったことから、国の支援事業が拡大され、10月10日に農林水産省から市町村への補助制度説明会が実施されました。 本制度を利用するためには、農業者が金融機関から融資を受ける、または市町村が上乗せ補助を行うかのいずれかが要件となっておりますことから、市の補助を行うことを決定し、農業者を対象に10月19日、JAながみねしもつ営農生活センターにおいて、当該補助事業の説明会を実施し、申請の受け付けを開始したところでございます。 続きまして、3点目の国、県、市の補助の割合と個人負担はどれだけになるかについてお答えいたします。 まず、施設の修繕再建についてでありますが、わかりやすいように分母を揃えて説明をさせていただきますと、国が事業費の12分の6、県が12分の4、市が12分の1、個人負担が12分の1となります。 また、撤去につきましては、国が事業費の12分の6、県が12分の4、市が12分の2となり、自己負担はございません。ただし、撤去については、実際にかかった事業費を国で定めた単価に面積を乗じた金額と比較し、低いほうの金額を助成対象とするということになるために、自己負担が発生する場合もございます。 続きまして、4点目の日高川町のように市の負担をふやし、個人負担をなくすことについて検討はなされたのかについてお答えいたします。 本制度を利用するためには、農業者が金融機関から融資を受ける、または市町村が上乗せ補助を行う、このいずれかが要件となっていたことから、本市としては、いち早く上乗せ補助を行うことを決め、農業者を支援するよう決定したところでございます。 なお、撤去については、市町村が国と同額以上の補助を行わないと助成制度そのものが使えないという要件があったことも本市が補助の実施をいち早く決定した理由の一つでございます。また、県内9市の状況におきましては、和歌山市が補助の検討をしているものの、本市以外は補助を実施しないというふうに聞いております。 なお、御質疑の市の補助率については、本制度において国が補助額の上限を撤廃したことや、受益者負担の原則を踏まえ、検討の上決定をさせていただいたところでございます。 続きまして、5点目の災害時には恒常的事業として制度化するつもりはないのかとの御質疑にお答えをいたします。 本制度は、台風21号の被害が甚大であったということから、国が経営体育成支援事業を拡大し、農業者を手厚く救済するものでございます。したがいまして、今後、制度の恒常化についても、災害の規模や被害状況により、制度の内容が決定されるものでありまして、市といたしましては、災害発生時には国、県に対し、強く働きかけてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) 今回の台風21号による農業被害について詳しく教えていただきましたけれども、この補正予算は施設等の被害に対しての補助なわけです。お聞きしたところ、果樹の枝折れ等の被害について、皆さん、ミカン畑を見たら、根こそぎ倒れているミカンの木というのを何本もごらんになったことがあると思います。枝折れという簡単なものではなくて、本当に根こそぎ倒れていて、もう、そのミカンの木は、もうあかんというような状態になっていて、辛うじて生き残ってるのも、「ミカンをとってしもうたらもう枯れるで」というような話を聞きました。ミカンの木の液が、まだ栄養分を送ってるというようなことを聞いて、そういうものなのかというふうに思ったんですけれども、その被災園地が244園地で3,700本ってすごくたくさんです。この被害に対する補助というのはどのように行われているか教えていただきたいと思います。 それから、補助に至るまでの流れについてはわかりました。海南市は、ほかにやっていない説明会を10月19日やっていただいて、県やJAと一緒に説明会を行ってもらって、本当にありがたいことだと思いますし、まして、お聞きしたところ、撤去については、国の補助と同額を補助しないと助成対象とならないということなので、市がやると言わなかったら、これはできなかったことですよね。ほかの事業に対しても、市がやらんかったら農業者がみずから金融機関から融資を受けるようにせなあかんわけですから、市の役割というのは大変大きかったと思うので、ありがたいことだと思ってるんです。 ただ、市としても今回の対応を行うに当たって大変だったと思うんです。国から早くしてくれというようなことが言われて、周知も、なかなか大変な中でやられて、私が5番目に申し上げました、恒常的事業として制度化するつもりはないのかということですけれども、もちろん、国や県に要望していかないと、市がやりますということにはならないと思うんですけれども、災害発生時に強く働きかけていきたいというよりは、こういう台風21号を受けて、今からやっておいてもらったら、いつなんどき起こるかわからない災害に対して迅速に対応できると思うので、これは強く働きかけるというより、今から言っていただきたいと思うんですが、その2点について、いかがでしょうか。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 中阪産業振興課長 ◎産業振興課長(中阪雅則君) 1番 橋爪議員からの再度の御質疑にお答えをいたします。 まず、1点目、果樹、樹木に対する被害に対しての補助制度はないのかということでございますが、この樹木の植えかえ等--改植という言い方をしますけれども--の支援策につきましてですけれども、台風などの自然災害時における倒木とか枝折れなどの被害を受けた果樹の改植に対しましては、必要な経費を支援する制度として、国の補助事業で、JAが申請窓口となる果樹農業好循環形成総合対策事業というのがございます。この事業は、改植に必要な苗木の代金、また、流されたり、倒れたり、枯れたりということの樹体を撤去する費用の経費として、10アール当たり23万円の補助を行うものでございます。 自然災害の場合においては、被害果樹の同一品種への植えかえも可能となります。 また、そのほか、植えてまだ収穫できない期間を未収益期間といいますが、未収益期間に必要な肥料代や、農薬代等の経費についても10アール当たり22万円の補助を受けられるといった支援策もございます。 それと、市としては、今回の災害発生時にいち早く動いてくれたということだが、これを平常時からできるよう国に呼びかけていってはどうかという御提案でございますけれども、実際に、今回の台風の被害の金額状況を見ましても、市の単独で対応できるような金額や状況ではないということは明らかでございまして、今後、先ほども御答弁させていただきましたが、できるだけ国と県が迅速に対応していただけるように災害の発生時もそうですが、今後、こういったことについて備えるという意味から働きかけていきたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) ミカンが主ですかね。ミカンの木の改植にも、補助をしていただけるということで、わかりました。 そして、小木を植えても収穫がない未収益期間についても補助をしていただけるということですね。 ただ、今回は全国的といいますか、台風による影響で、苗木がないというような状況があるわけです。ことし申請できないような場合というのは、どうなっているでしょうか。 ○議長(川崎一樹君) 中阪産業振興課長 ◎産業振興課長(中阪雅則君) 1番 橋爪議員の再度の御質疑にお答えをいたします。 ことし、植えかえる苗木がないなどというときは、どうなるのかといった趣旨の御質疑でございます。 台風等自然災害により甚大な被害が出た場合に、苗木が入手できないという状況というのは予測されることでございます。このような場合におきましては、事前に市町村が発行する被災証明を取得していただいて、御用意をいただければ、翌年度に申請していただくことが可能というふうに聞いてございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 以上で通告による質疑を終了いたします。 次に、本案について他に御質疑ある方ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。----------------------------------- △日程第19 議案第72号 平成30年度海南市国民健康保険特別会計補正予算(第2号) ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第19 議案第72号 平成30年度海南市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。 お諮りいたします。 本案については既に説明書が添付されておりますので、内容説明は省略いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 これより質疑を行いますが、議事進行上一括して御質疑いただくことにいたします。 御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。----------------------------------- △日程第20 議案第73号 平成30年度海南市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第20 議案第73号 平成30年度海南市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 お諮りいたします。 本案については既に説明書が添付されておりますので、内容説明は省略いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 これより質疑を行いますが、議事進行上一括して御質疑いただくことにいたします。 御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。----------------------------------- △日程第21 議案第74号 平成30年度海南市介護保険特別会計補正予算(第2号) ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第21 議案第74号 平成30年度海南市介護保険特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。 お諮りいたします。 本案については既に説明書が添付されておりますので、内容説明は省略いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 これより質疑を行いますが、議事進行上一括して御質疑いただくことにいたします。 御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。----------------------------------- △日程第22 議案第75号 クリーンセンター焼却施設除却工事の請負契約締結について ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第22 議案第75号 クリーンセンター焼却施設除却工事の請負契約締結についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。 中管財情報課長   〔管財情報課長 中 圭史君登壇〕 ◎管財情報課長(中圭史君) 議案第75号 クリーンセンター焼却施設除却工事の請負契約締結について御説明いたします。 この議案につきましては、去る平成30年11月7日、条件付一般競争入札に付した結果に基づきまして、株式会社淺川組取締役社長栗生泰廣と2億7,486万円をもって請負契約を締結しようとするものでございます。 本契約は、紀の海クリーンセンターの供用開始に伴い、平成28年2月に運用を停止した焼却炉を含む鉄筋コンクリート及び鉄骨造6階建て一部平屋建て、延べ床面積約3,220平方メートルの焼却施設等を解体除却するもので、工事完了期日は平成32年1月10日としてございます。 詳細内容につきましては、議案書に参考として添付してございます工事概要及び図面をごらんくださるようお願いいたします。 なお、本工事の入札につきましては、郵便入札方式による条件付一般競争入札によって実施し、10月17日から11月6日まで、本市ホームページにて入札記事を掲載し、海南郵便局どめの簡易書留郵便で入札書の受け付けを行い、11月7日に一括してこれを回収、同日開札の結果、予定価格の範囲内で最低価格を提示した株式会社淺川組を落札予定者とし、その後の資格審査の結果、諸条件を満たしておりましたので11月12日に落札者と決定したものでございます。 何とぞ御審議の上,御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 以上です。 ○議長(川崎一樹君) 説明が終わりました。 これより質疑を行いますが、本案については質疑の通告がありますので、まず初めに通告による質疑を許可いたします。 1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) クリーンセンターの焼却施設の除却工事ということでの請負契約締結について、資料をいただいておりますが、2社の応募があったということです。決まった会社が株式会社淺川組ということなんですけれども、2社ということで競争性は保たれているのかということを思うわけです。もっとたくさんのところに応募してもらって決めていくというのが本来じゃないかと思うんですが、それがどうかということです。 この応札というのがあったのが2社だったとしても、設計図書の購入というのがほかにもあったのでしょうか。どれだけありましたか。 そして、予定価格を見ますと2億9,052万円。この価格より東洋建設株式会社和歌山営業所の入札価格は高くなっているんですが、予定価格は公表しての入札だったのかどうかということと、この会社が未審査になってる理由を教えてもらえますか。入札の基本的なことかもしれませんが、よろしくお願いします。 それと、クリーンセンターの焼却施設ですから、特にダイオキシン等の汚染物質についての心配というのが大きいと思うんです。この除去に関して、どのような工事内容となっているか、教えてください。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 中管財情報課長 ◎管財情報課長(中圭史君) 1番 橋爪議員の御質疑にお答えいたします。 まず、この入札の競争性にかかわっての御質問でございます。 本入札に応札いただいたのは2社でございますが、設計図書の購入をされたのも、この2社でございます。つまり、設計図書の購入が2社で、その2社ともが応札されたということになってございます。 それと、予定価格の公表につきましては、平成29年6月以降、条件付一般競争入札におきましては、予定価格、それと、調査基準価格は事後公表としてございますので、今回のこの入札についても、予定価格は事前には公表してございません。 それと、3点目、東洋建設株式会社和歌山営業所が未審査というふうに記載されていることにつきましては、一般競争入札につきましては、入札されて、予定価格の範囲内で最低の価格を提示したものが落札予定者ということになります。この落札予定者について、過去の施工の実績といいますか、市のほうで設定してございます入札の参加要件、そういったものを満たしているかどうかを証明していただくわけになります。 そういったことで、この落札予定者について施工実績ですとか、配置する技術者を専任で置けるのかというようなことも審査させていただいて、それで、適格であるということで審査が通れば、その者が落札予定者から、落札者ということになります。 ですので、仮にその落札予定者が審査の結果、工事を行う資格がない、市が定めた要件にかなっていないという場合には、入札金額が2位以下のものについて順次その審査を繰り返していくことになります。 今回の入札につきましては、落札予定者でありました株式会社淺川組が、資格審査をいたしました結果、入札の参加要件も満たしておりまして、落札予定者から落札者ということになりましたので、2位の東洋建設株式会社和歌山営業所につきましては、資格審査は実施いたしてございません。そのため入札の結果表では、未審査というふうな表記をさせていただいたものでございます。 以上です。 ○議長(川崎一樹君) 前山環境課長 ◎環境課長(前山勝俊君) 続きまして、工事にかかわっての御質疑にお答えさせていただきます。 ダイオキシン等の汚染物質除去工事についてですが、国の廃棄物焼却施設内作業におけるダイオキシン類ばく露防止対策要綱を遵守するため、請負業者には、廃棄物焼却施設の解体工事の実績のある業者と義務づけさせていただいております。 主な内容といたしましては、ダイオキシン類を含む粉じんの飛散を抑制するために作業場を負圧状態にするとともに、空気中のダイオキシン類の濃度測定、汚染物のサンプリングの調査等、飛散防止対策、除染を行った上で解体工事を実施することとしております。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 再度の御質疑ございませんか。 1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) 入札についてはわかりました。わかりましたけれども、株式会社淺川組の入札というのが、このところ続いてまして、もちろんいいんですけれども、もっと、何のために入札するかということを考えた場合に、もっと広く応札をしてもらうわけにはいかなかったのかなというふうに思うわけなんです。それについてはどうでしょうか。 それから、ダイオキシン等の汚染物質についてですけれども、もちろん、そういうふうに飛散防止をしながら工事をされるんだと思います。まず、ダイオキシン等の汚染物質を除染を行った上で解体工事をするということと捉えていいんでしょうか。 そして、工事前の濃度とか、工事後の土壌の汚染度というのはやっぱり心配だと思うんですが、そこら辺もきちんとしてもらえると思うんですが、どうなってるか教えていただけるでしょうか。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 中管財情報課長 ◎管財情報課長(中圭史君) 橋爪議員の再度の御質疑にお答えいたします。 今回の入札が2社の応札であったということで、もっと多くの業者に参加してもらえるような何か手だてはないのかという御趣旨であったのかなというふうに思いますが、今回の入札に限らず、一般競争入札に付する場合には、その一般競争入札を海南市でやっていますよという入札の公示を当然するわけなんですけれども、それに加えてホームページでも公表しますし、それと建設業界の業界新聞4社に情報提供して記事を掲載していただいてもらってございます。その上で、今回の入札につきましては、ごみの焼却施設の解体除却ということで、当然ダイオキシンなりの有害物質の除染やその処理が出てくるということも設計図書の中にはもちろん明記してございますし、そういった公共の焼却施設の解体工事をやったことのある実績を条件といたしてございます。 そういったことで、通常、普通の建物の解体であれば、かなりたくさんの業者が経験はお持ちやと思うんですが、こういったある種特殊な工種を含む工事でございますので、経験といいますか、実績を持ってる業者はそんなに多くなかったのかなというふうに思います。 当然、この入札の設定した要件につきましては、近畿圏内に本社または委任先、支店なり営業所なりがあるというところまで広げてます。そういったことになりますと、近畿圏内に支店や、支社、営業所があるということは、ほぼゼネコンも含めて全国規模の中から参加してもらえるような要件にはなっておったんですけれども、請け負いたいという意欲を持たれたのが、今回、この2社であったのかなということでございます。 そういったことで、今回、確かに少ない2社の中での入札ではありましたけれども、いずれも実績のある会社でございますので、入札者として、要件にはかなっていたのかなというふうに思ってございます。 以上です。 ○議長(川崎一樹君) 前山環境課長 ◎環境課長(前山勝俊君) 工事にかかわっての再度の御質疑にお答えさせていただきます。 汚染物が除去されているかの確認につきましては、建屋内の汚染物は除染後にサンプリングを行い、検査、分析を行いまして、汚染物質の数値が基準値内であることを確認した上で解体作業に入ることとしております。 また、大気汚染や土壌については、工事前、工事中、そして、解体工事完了後に調査を行いまして、その安全性を確認するということでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 以上で通告による質疑を終了いたします。 次に、本案について他に御質疑のある方ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。 この際、暫時休憩いたします。                           午後2時6分休憩-----------------------------------                           午後2時25分開議 ○議長(川崎一樹君) 休憩前に引き続き会議を開きます。----------------------------------- △日程第2 議案第83号 海南市議会議員の議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例について ○議長(川崎一樹君) この際、先ほど議事延期をしておりました日程第2 議案第83号 海南市議会議員の議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。 山縣総務課長   〔総務課長 山縣秀和君登壇〕 ◎総務課長(山縣秀和君) 議案第83号 海南市議会議員の議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本条例につきましては、国家公務員の一般職の職員の給与に関する法律の改正に準じ、本市職員の給料月額等が改正されることを受け、平成29年分とあわせて条例の改正をお願いするものでございます。 改正の内容でございますが、まず、改正条例第1条につきましては、議長、副議長及び議員の期末手当について規定してございます第6条第2項中、12月に支給する期末手当の支給割合を100分の222.5から100分の237.5に改めようとするものでございます。 次に、改正条例第2条についてでございますが、期末手当の支給割合を規定しております第6条第2項中、「、6月に支給する場合にあっては100分の207.5、12月に支給する場合にあっては100分の237.5」を「100分の222.5」に改め、6月期と12月期の支給割合を均等にしようとするものでございます。 なお、附則についてでございますが、この条例は公布の日から施行しようとするものでございますが、改正条例第2条につきましては平成31年4月1日から施行するものでございます。また、改正条例第1条の規定による改正後の期末手当の支給割合につきましては平成30年12月1日から適用するとともに、必要な経過措置について規定してございます。 何とぞ御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(川崎一樹君) 説明が終わりました。 これより質疑を行いますが、本案については質疑の通告がありますので、まず初めに通告による質疑を許可いたします。 13番 宮本憲治君 ◆13番(宮本憲治君) 最近、一般質問、質疑控えていましたんで、少し声が出ないかもしれませんけれどもどうぞよろしくお願いします。 期末手当の改正、引き上げの根拠、理由は何か、引き上げ額はどれだけか、まずそれをお聞きします。 ○議長(川崎一樹君) 当局から答弁願います。 市長 神出政巳君 ◎市長(神出政巳君) 期末手当を引き上げる理由などについてお答えをいたします。 昨年は人事院の勧告がありましたが、議会議員の皆さんの改選前であり、また、長らく特別職報酬等審議会を開催していませんでしたので見送りをさせていただきました。しかし、ことしの春、議員の皆様方が改選をされ、特別職報酬等審議会の答申も受けまして、9月定例会で特別職の報酬や給料について改正をされましたので、昨年見送りました分とあわせまして提案をさせていただいた次第であります。 一般職の職員の給与額については、地方公務員法に、民間事業の従事者の給与や国、他の地方公共団体との均衡を失わないようにすべきとの基準がありますが、議員や市長等の特別職については地方自治法に条例で額を定めるべきとの規定はありますが、どのような額とすべきとの基準まではありません。法律上、特別職の報酬、給料、期末手当の決定基準がない中で、何をよりどころとして額を決めるかとなると、報酬、給料については、国からは報酬審議会を開催するよう通知が出されております。また、特別職の期末手当については、人事委員会のない多くの自治体では人事院勧告に準じております。 したがいまして、今後、特別職の報酬、給料については特別職報酬等審議会の答申を、そして期末手当については人事院勧告の支給率をよりどころとしてまいりたいと考えております。 今回、特別職の期末手当については、人事院勧告の支給率に合わすべく0.15カ月分の引き上げとさせていただいたところであります。また、議員の期末手当の改正による引き上げ額は154万3,000円となります。一方、9月定例会での議長、副議長の報酬改正による支給額は、来年度は今年度に比べ年額16万9,450円の減となります。 以上であります。 ○議長(川崎一樹君) 再度の御質疑ございませんか。 13番 宮本憲治君 ◆13番(宮本憲治君) 海南市特別職報酬等審議会における議論により、議員の報酬が現状維持、議長、副議長の報酬が引き下げられたばかりです。そうですね。しかも、実施されるのは来年の4月1日以降。そこで、現状維持あるいは下げようとなっている一方で、今回、12月1日適用で上げると。反対のブレーキとアクセル両方踏むような形になっております。それはいかがなものかと思います。 先ほど説明していただいた引き上げの根拠、理由は、海南市特別職報酬等審議会における議論を覆すほどのものでしょうか。考えをお伺いします。 ○議長(川崎一樹君) 市長 神出政巳君 ◎市長(神出政巳君) 再度の御質疑にお答えいたします。 昨年、本市議会では、議会基本条例が制定され、特に議員定数や報酬については広く市民の意向を反映するというような内容で決まったわけでございます。 そのような中で、議員定数については議員からの発議で改正をされ、報酬については先ほども答弁させていただきましたように、特別職報酬等審議会を開催し、改正をさせていただいたところでありまして、タイムラグはありますが、やはり私といたしましては、先ほどもお答えしましたように、こういったものについては、支給率のよりどころとして人事院勧告について期末手当については沿ったものにしていかなければこれから大きく乖離していくような状況なりますし、上げるときは上げるべきだと思いますし、人事院勧告が下げというものであれば、以前はずっと十数年下げ続けたわけでありますが、ここ三、四年やっと上げられるような勧告が出ましたので、現在のような判断をさせていただいた次第であります。 ○議長(川崎一樹君) 以上で通告による質疑を終了いたします。 次に、本案について他に御質疑のある方ございませんか。 1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) 海南市議会議員の議員報酬を上げるという内容になっているわけですけれども、市長が今おっしゃったのは、人事院勧告の支給率をよりどころとするということなわけですね。人事院勧告というのは、国家公務員の支給率に地方公務員も合わせるということかな。みずから上げてちょうだいよと言えない地方公務員が、これをよりどころにしましょうということで、それはわかるんですけれども、そこに常勤職員であるわけではない市議会議員もその人事院勧告をよりどころにするということが、私としては納得いかないものがあるんです。しかも、議員の場合は、みずからこうしようじゃないかという提案もできるということもあるわけです。その中で、人事院勧告をよりどころにするということはどうかと思うんですけれども、そこについて、教えていただきたいと思います。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 市長 神出政巳君 ◎市長(神出政巳君) 橋爪議員の御質疑にお答えいたします。 先ほどもお答えしましたように、基準というものがないわけでありまして、やはりよりどころというところを考えると、人事院勧告で一般職の皆さんと同様なスライド方式で対処していくのが妥当というふうに私は考えたところでございます。 ○議長(川崎一樹君) 再度の御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 他に御質疑ございませんか。 14番 磯崎誠治君 ◆14番(磯崎誠治君) 難しいこと聞きません。簡単に聞かせていただきます。人事院勧告のもとでこういう改正案が出てきたということですけれども、この特別職の報酬に関して、市民の方あるいは特別職の方から、現在の額はおかしいんじゃないか、もう改正したらどうよというような、そういう申し入れなど当局にされているんでしょうか。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 市長 神出政巳君 ◎市長(神出政巳君) 磯崎議員からの御質疑にお答えいたします。 私どものほうからは、特段そういった御意見等は聴取しておりませんが、皆様方初め、我々の給料については特別職報酬等審議会に諮って、現在どれぐらいが妥当かという答申をいただいて、先般の9月定例会で改正をさせていただいたところでございます。また、期末手当については、やはりこれもどういうふうにするかという基準がない中で、やはり人事院勧告というものを目安に、よりどころとさせていただいたところでございます。 昨年の議会基本条例を策定する中でも、やはり議員定数とか報酬については、議会のほうでも自分たちで決めるというのはなかなか難しいということで、市民の皆さんに広く御意見を聞いて決定していくものだという方向性が出されましたので、私どもといたしましては、こういったよりどころをもって対処するのが妥当かというふうに考えたところでございます。 ○議長(川崎一樹君) 再度の質疑ございませんか。 14番 磯崎誠治君 ◆14番(磯崎誠治君) 市長のおっしゃることはよくわかるんですけれども、一般の市民の方の感覚では、議員の報酬、特別職の報酬とというたら、毎月の報酬と期末手当も皆ひっくるめて報酬という形で話をしていきます。その中で、先ほど宮本憲治議員が言われたように、前回下げといて今回また上げてきたら、お前ら何よというような、そういう声も出てきそうな気がします。 そこで、お聞きしますけれども、この海南市の特別職の仕事の量とかあるいは財政事情とか、そういうものも把握した上での人事院勧告になっているんでしょうか、どうでしょうか。 ○議長(川崎一樹君) 市長 神出政巳君 ◎市長(神出政巳君) 再度の御質疑にお答えいたします。 今、磯崎議員が言われた報酬の基準については、そういったものを比較して特別職報酬等審議会で決めていただいたものでございます。期末手当については、人事院勧告の額によって、月額の0.15カ月という今回アップを出させていただいたものでありますが、報酬の月額とそして期末手当については、分けて考えなければならないというふうに考えております。 ○議長(川崎一樹君) 他に御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。----------------------------------- △日程第3 議案第84号 市長、副市長及び教育長の給料その他の給与条例の一部を改正する条例について ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第3 議案第84号 市長、副市長及び教育長の給料その他の給与条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。 山縣総務課長   〔総務課長 山縣秀和君登壇〕 ◎総務課長(山縣秀和君) 議案第84号 市長、副市長及び教育長の給料その他の給与条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本条例につきましては、国家公務員の一般職の職員の給与に関する法律の改正に準じ、本市職員の給料月額等が改正されることを受け、平成29年分とあわせて条例の改正をお願いするものでございます。 改正の内容でございますが、まず、改正条例第1条につきましては、市長、副市長及び教育長の期末手当について規定してございます第3条第2項中、12月に支給する期末手当の支給割合を100分の222.5から100分の237.5に改めようとするものでございます。 次に、改正条例第2条についてでございますが、期末手当の支給割合を規定しております第3条第2項中、「、6月に支給する場合にあっては100分の207.5、12月に支給する場合にあっては100分の237.5」を「100分の222.5」に改め、6月期と12月期の支給割合を均等にしようとするものでございます。 なお、附則についてでございますが、この条例は公布の日から施行しようとするものでございますが、改正条例第2条につきましては平成31年4月1日から施行するものでございます。また、改正条例第1条の規定による改正後の期末手当の支給割合につきましては平成30年12月1日から適用するとともに、必要な経過措置について規定してございます。 何とぞ御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(川崎一樹君) 説明が終わりました。 これより質疑を行いますが、本案については質疑の通告がありますので、まず初めに通告による質疑を許可いたします。 13番 宮本憲治君 ◆13番(宮本憲治君) 先ほどと同じような質疑になります。期末手当の改正、引き上げの根拠、理由は何か、引き上げ額はどれだけかを問います。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 市長 神出政巳君 ◎市長(神出政巳君) 理由といたしましては先ほどと同様になるわけでありますが、今後、私どもの給料については特別職報酬等審議会の答申を、そして期末手当については人事院勧告の支給率をよりどころとしてまいりたいと考えております。今回の期末手当については、人事院勧告の支給率に合わすべく、0.15カ月分の引き上げとさせていただいたところであります。 また、市長、副市長及び教育長の期末手当の改正による引き上げ額は41万7,000円となります。一方、9月定例会での市長、副市長の給料改正による支給額は、来年度は今年度に比べ年額111万8,370円の減となります。 以上です。 ○議長(川崎一樹君) 再度の御質疑ございませんか。 13番 宮本憲治君 ◆13番(宮本憲治君) 海南市特別職報酬等審議会における議論によって、議員は据え置きで、議員、副議長はほんのわずかな引き下げでした。それに対して市長、副市長に対しては、明確に給料等が引き下げられました。その引き下げたばかりなのに、それを人事院勧告を理由に今回引き上げてしまう。それに対して市長、副市長、教育長それぞれの考えをお伺いいたします。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 市長 神出政巳君
    ◎市長(神出政巳君) 私、市長といたしましては繰り返しになりますが、今後も特別職の報酬、そして私どもの給料は特別職報酬等審議会の答申を、そして期末手当につきましては人事院勧告の支給率をよりどころとしてまいりたいと考えておりますので、何とぞ御理解を賜りたいと思います。 ○議長(川崎一樹君) 伊藤副市長 ◎副市長(伊藤明雄君) ただいまの市長答弁と同様の考えでございます。 ○議長(川崎一樹君) 西原教育長 ◎教育長(西原孝幸君) ただいまの市長と同じ考えでございます。 ○議長(川崎一樹君) 再度の御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 以上で通告による質疑を終了いたします。 次に、本案について他に御質疑のある方ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。----------------------------------- △日程第4 議案第85号 海南市職員給与条例の一部を改正する条例について ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第4 議案第85号 海南市職員給与条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。 山縣総務課長   〔総務課長 山縣秀和君登壇〕 ◎総務課長(山縣秀和君) 議案第85号 海南市職員給与条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本条例につきましては、国家公務員の俸給月額及び勤勉手当の改正等に係る人事院勧告に伴う一般職の職員の給与に関する法律の改正に準じ、本市職員の給料月額、期末手当及び勤勉手当の改定を行うとともに、その他の所要の改正を行うものでございます。 改正の内容でございますが、まず、本条例第1条関係といたしましては、勤勉手当の改定と給料月額の改定を行ってございます。第28条に規定してございます勤勉手当の改定といたしましては、再任用職員以外の職員では12月期の支給割合を0.9カ月分から0.95カ月分に改め、年間0.05カ月分引き上げるとともに、再任用職員では12月期の支給割合を0.425カ月分から0.475カ月分に改め、年間0.05カ月分引き上げてございます。 次に、別表第1及び別表第2の給料月額の改定につきましては、初任給及び若年層に重点を置き、平均改定率0.2%の給料月額の引き上げを行ってございます。 続きまして、本条例の第2条関係といたしましては、期末手当及び勤勉手当の支給割合の配分変更を行ってございます。第25条に規定してございます期末手当の改定につきましては、国におきまして、平成31年度以降において6月期と12月期の支給割合が均等になるよう配分することとされていることから、これに準じ、再任用職員以外の職員については100分の130に、再任用職員については100分の72.5にそれぞれ改めるものでございます。 次に、第28条に規定してございます勤勉手当の改定につきましては、期末手当と同様、6月期と12月期の支給割合が均等になるように再任用職員以外の職員については100分の92.5に、再任用職員については100分の45にそれぞれ改めるものでございます。 なお、附則についてでございますが、本条例は公布の日から施行しようとするものでございますが、改正条例第2条の規定は平成31年4月1日から施行しようとするものでございます。 また、適用区分といたしまして、改正条例第1条の規定による給料月額の改定は平成30年4月1日から、勤勉手当の改定は平成30年12月期からそれぞれ遡及適用しようとするものでございます。 何とぞ御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(川崎一樹君) 説明が終わりました。 これより質疑を行いますが、本案については質疑の通告がありますので、まず初めに通告による質疑を許可いたします。 13番 宮本憲治君 ◆13番(宮本憲治君) まず、本市の正規職員の総数と今回の給与、期末手当及び勤勉手当の改定で総額幾らになるかを問います。 次に、今回の引き上げとは別に、2018年度給料表に基づき4号の給料の引き上げがされた正規職員の割合を問います。 次に、議員、市長等と違い、平成30年4月1日にさかのぼって引き上げられるとの理解でよいのかを問います。 次に、結果、正規職員の1人当たり人件費は平均幾らになるのかを問います。 最後に、総務副大臣通知は今回は出されていないのか。 本年度の給与改定及び給与の適正化について。各地方公共団体において職員の給与改定に当たっては、地方公務員法の趣旨に沿って次の事項に留意しつつ適切に対応すること。その際、厳しい財政状況及び各地方公共団体の給与事情を十分検討の上、既に地域における国家公務員または民間の給与水準を上回っている地方公共団体にあっては、その適正化を図るため必要な措置を講ずることとの通知は出されていないのかを問います。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 山縣総務課長 ◎総務課長(山縣秀和君) 13番 宮本憲治議員からの数点の御質疑に御答弁申し上げます。 まず1つ目の、正規職員の総数と今回の給与、期末手当、勤勉手当の改定での総額についてでございますが、正規職員の総数は727人でございまして、給与改定による給与の総額につきましては、62億3,036万6,000円になります。 次に、今回の引き上げとは別に、本年度、給料表に基づき4号の給料が引き上げられた正規職員の割合ということでございますが、高校教諭を除く正規職員は毎年1月に定期昇給をしているところでございまして、本年度はまだ行ってございませんので昨年度の状況で申し上げますと、育児休業中の職員を除く対象職員678人のうち、定期昇給した職員の人数は602人、その割合は88.8%となってございます。 それから3つ目の、4月1日にさかのぼって引き上げると理解してよいかということですが、人事院勧告は本年4月時点の比較に基づいて公務員給与と民間給与を均衡させるものでありますことから、4月に遡及して実施しようとするものでございます。 それから4つ目の、改定後の正規職員1人当たりの人件費でございますが、給料、手当のほか、職員退職時の手当支給に備えた積み立てなどに当たる退職手当負担金、それから職員の健康保険加入等に係る事業主負担分としての共済費などを含めた予算額で、この予算が全て執行したと仮定した場合でございますが、正規職員1人当たりで857万円ということになります。 それから、最後の総務副大臣通知でございますが、これにつきましては本年も同様の通知がなされてございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 再度の御質疑ございませんか。 13番 宮本憲治君 ◆13番(宮本憲治君) 和歌山県の人事委員会勧告について伺います。 定期昇給以外にベースアップされた事業所の割合を問います。そんなに上がっていないんですよね。恐らく74.8%の事業所は、ベースアップがされていないのではないのか。ベースアップしたのは25.2%にすぎないのではないのか。その辺の確認をお願いします。 続いて、実際、海南市民の所得は回復したのでしょうか。海南市民の所得300万円以下、200万円以下、100万円以下の所得の市民の割合を問います。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 山縣総務課長 ◎総務課長(山縣秀和君) 再度の御質疑に御答弁申し上げます。 県の人事委員会の勧告についてでございますが、その勧告の中で確認させていただきますと、議員御発言のとおり、ベースアップを実施した事業所の割合は25.2%ということになってございます。 それと、市民の所得が回復したのかということで、これは平成29年度の市民税の課税資料で、結局は平成28年中の市民の所得になってしまうのですけれども、300万円以下が83.2%、200万円以下が72.5%、100万円以下が54.2%となっておりまして、この3つともいずれも前年と比べましてほぼ横ばいという状況になってございます。 以上です。 ○議長(川崎一樹君) 13番 宮本憲治君 ◆13番(宮本憲治君) 市民の所得は回復していないんですよ。大変なんです。ですから、その人事院勧告は、国家公務員の労働三権が制約されていることに対する救済措置です。和歌山県の場合は、和歌山県の人事委員会勧告に基づいてやっていると。これも実際は74.8%の事業所はベースアップはしていない。そもそも、ベースアップの仕組みさえない。これ、50人以上の事業所ですよ。そんな大きなところでもそうです。ですから、まちの状態が非常に苦しい状態で、人口が急激に減り続けておりますので、給料表自体をこれからどうしていくのか、あるいは号等の給料表の運用をそろそろ考えていかなければいけないと、そう考えますので、どうか何とか市民の生活を考えた制度改革に取り組んでくださるようお願いします。答弁は結構です。 ○議長(川崎一樹君) 以上で通告による質疑を終了いたします。 次に、本案について他に御質疑のある方ございませんか。 1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) 先ほど宮本憲治議員の1人当たりの人件費についての質疑に対して、正規職員1人当たりが857万円というお答えでした。これは、退職手当負担金やその他いろいろ入っての金額ということで、年収と捉えられるとそんなもらっていないよというような声もあるかと思うんですが、手取り的には幾らになるかということは出てきますか、難しいんでしょうか。突然言うんで、もしわかったらでいいのでお願いします。 それから、今回の改定について、労働組合との協議というのもあると思うんですが、どのように行われたのか教えていただけるでしょうか。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 山縣総務課長 ◎総務課長(山縣秀和君) 1番 橋爪議員の御質疑に御答弁いたします。 先ほど宮本憲治議員にお答えさせていただきましたのは、病院事業会計も全て含んだ、行政職以外の給料表を使っている職員を含めた分で、多少大きくはなっているんですけれども、今回補正を上げさせていただいた一般会計の中で試算したものがございまして、行政職の給料表を使っている部分でございますけれども、これでいきますと1人当たりの人件費といたしましては819万円程度になるんですけれども、その中には先ほど御質疑にございましたとおり退職金の負担金であったり共済費も含まれてございまして、それを除いた分として本人に支給される額といたしましては590万円程度になってございます。それと、税務計算上の給与所得ということですけれども、これはサラリーマンの必要経費を引いた分ということになると思うんですが、その分につきましては約590万円に対しまして418万円ぐらいが課税されるもとになる所得になってまいります。 それと、組合につきましては、10月25日、11月5日、11月15日、3回で交渉をいたしまして、それで最終日の11月15日に人勧に準じた給料表改定、それから勤勉手当の引き上げというものについて妥結をし、それを受けて今回議案に上げさせていただいたところでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 再度の御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 他に御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。----------------------------------- △日程第5 議案第86号 平成30年度海南市一般会計補正予算(第7号) ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第5 議案第86号 平成30年度海南市一般会計補正予算(第7号)を議題といたします。 お諮りいたします。 本案については既に説明書が添付されておりますので、内容説明は省略いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 これより本案に対する質疑を行いますが、議事進行上一括して御質疑いただくことといたします。 御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。----------------------------------- △日程第6 議案第87号 平成30年度海南市国民健康保険特別会計補正予算(第3号) ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第6 議案第87号 平成30年度海南市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。 お諮りいたします。 本案については既に説明書が添付されておりますので、内容説明は省略いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 これより本案に対する質疑を行いますが、議事進行上一括して御質疑いただくことにいたします。 御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。----------------------------------- △日程第7 議案第88号 平成30年度海南市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号) ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第7 議案第88号 平成30年度海南市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。 お諮りいたします。 本案については既に説明書が添付されておりますので、内容説明は省略いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 これより本案に対する質疑を行いますが、議事進行上一括して御質疑いただくことにいたします。 御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。----------------------------------- △日程第8 議案第89号 平成30年度海南市介護保険特別会計補正予算(第3号) ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第8 議案第89号 平成30年度海南市介護保険特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。 お諮りいたします。 本案については既に説明書が添付されておりますので、内容説明は省略いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 これより本案に対する質疑を行いますが、議事進行上一括して御質疑いただくことにいたします。 御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。----------------------------------- △日程第23 請願第1号 海南市お菓子の振興に関する条例の制定を求める請願 ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第23 請願第1号 海南市お菓子の振興に関する条例の制定を求める請願を議題といたします。 紹介議員の説明を求めます。 10番 川口政夫君   〔10番 川口政夫君登壇〕 ◆10番(川口政夫君) 請願第1号 海南市お菓子の振興に関する条例の制定を求める請願について、請願の趣旨を朗読し、提案説明にかえさせていただきます。 私たちがふだん何気なく食べているお菓子の発祥の地が、私たち海南市であることをどれだけの市民が御存知でしょうか。 恐らくお菓子の業者やミカン農家など一部の方々でなければ、ご存じないかもしれません。 古の時代、第11代垂仁天皇の命を受けた田道間守(タヂマモリ)が、常世の国から不老不死の実(非時香菓・ときじくのかくのこのみ)とされる橘を持ち帰り、海南市下津町橘本にある「六本樹の丘」に植えられたということが岩屋山金剛寿院福勝寺の縁起に記されており、日本で最初に植えられた場所であると言われています。その時代には、現在のようなお菓子というものはなく、橘の実を加工して食され、果物は今日においても水菓子といわれています。現在のミカンは、橘を原種として改良を重ねられたものであります。 このようにお菓子の起源となる橘が日本で初めて植えられたとされる本市は、まさに「お菓子の発祥の地・海南市」としてオンリーワンのブランド力があり、市民一人一人が改めてこのことについて意識を高め、本市の文化、歴史等に関する理解を深めながら、郷土に対する誇りと愛着を醸成していくことは意義深いことであります。同時に、果物は水菓子といわれており、ミカン、ビワ、桃などといった地元の特産品を四季折々楽しむことで、より多くの市民がお菓子に関心を持ち、「お菓子」をキーワードに地域の振興へつながることを期待します。 私たちは、条例制定がきっかけとなり、お菓子の発祥の地を市民に浸透させ、市内外に発信し、海南市への関心度を高め、交流人口をふやすこと、また地域振興・発展につなげることに努力し、市・事業者・市民が一体となって明るい海南市の未来を創造していきたいと考えています。 つきましては、海南市お菓子の振興に関する条例を早期に制定していただきますよう請願します。 以上であります。 議員各位におかれましては、何とぞ請願趣旨に御賛同賜りますようよろしくお願いを申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。 ○議長(川崎一樹君) 説明が終わりました。 これより質疑を行います。 御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。 この際、今期定例会に提出されました当局提出議案21件及び請願1件を既に配付の議案等付託表のとおり、それぞれの所管の委員会に付託いたします。 この際、委員会開催日程調整のため、暫時休憩いたします。                           午後3時9分休憩-----------------------------------                           午後3時11分開議 ○議長(川崎一樹君) 休憩前に引き続き会議を開きます。----------------------------------- △諸般の報告 ○議長(川崎一樹君) この際、各委員会委員長招集の委員会開催日程を事務局長から報告させます。 宮井事務局長 ◎事務局長(宮井啓行君) 報告いたします。 予算決算員会、本日12月6日午後3時30分、第1委員会室。 総務委員会、12月7日午前9時30分、第2委員会室。 建設経済委員会、12月7日午前9時30分、第4委員会室。 教育厚生委員会、12月7日午前9時30分、第3委員会室。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 報告が終わりました。 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 お諮りいたします。 明日12月7日から12月19日までの13日間を休会とし、12月20日午前9時30分から会議を開きたいと思います。これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 本日はこれをもって散会いたします。                           午後3時12分散会----------------------------------- 地方自治法第123条第2項の規定によってここに署名する。  議長   川崎一樹  議員   中家悦生  議員   和歌真喜子  議員   磯崎誠治...